テレビのHDMIポートに差し込むだけのわかりやすさと抜群のコスパが評判のストリーミングデバイス、Amazon「Fire TV Stick」。第3世代となる「Fire TV Stick 4K」は、その名のとおり4K Ultra HD(最大2160p/60fps)に対応、各種HDR規格(HDR10、HDR 10+、HLG、Dolby Vision)もサポートするというAVファン注目のスペックを備えています。

ワイヤレス機能も充実。IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応のWi-Fi機能にくわえ、Bluetoothもサポート。A2DPプロファイル対応のオーディオ出力機能も備えていますから、手持ちのBluetoothイヤホンにアプリの音声を出力できます。Amazon PrimeやNetflixはもちろん、Amazon Music HDなどの音楽ストリーミングサービスにも対応しており、夜中に誰にも迷惑をかけず楽しめてしまいます。

そうなると気になるのが、音質です。Bluetoothオーディオは、接続時に使用するコーデックの種類により音質や遅延(レイテンシ)の程度が変わってきますから、どのコーデックに対応するか把握しておきたいところです。

そのコーデックとは「SBC」。複数のコーデック(LDAC、aptX、AAC、SBC)で受信できるデジタルオーディオプレイヤーで検証してみましたが、SBC以外のコーデックでは接続できませんでした。SBCはやや遅延が大きいため、アニメや吹替版の映画はあまり気にならないものの、アクション映画では爆発音と映像が少しズレて感じられるかもしれません。

音楽ストリーミングアプリは遅延しても特に影響を受けませんが、音質的な意味でのマイナス要素はあります。Amazon Musicアプリ(HD契約あり)で試したところ、96kHz/24bitや48kHz/24bitなどハイレゾ品質の楽曲は、48kHz/16bitにダウンサンプリングされたうえでSBCにより伝送されることがわかりました。カジュアルに聴くのならばともかく、音質にこだわる場合には他の方法で聴いたほうがよさそうです。