「よく笑う子」は「かしこい脳」に育つ!【茂木健一郎】

「よく笑う子」は「かしこい脳」に育つ!【茂木健一郎】

まもなく訪れるAI社会では、「これなら自分の右に出る者はいない」というものをもっている人物が求められます。そういう人はすでに若手起業家として活躍中だったりしますが、彼らの共通点は「明るくてよく笑う」ということです。ここでは、笑いの意味や効能などについて、脳科学的に解説します。

◆笑うとき、脳の中では何が起きている?〜人間は、なぜ笑うのか〜

脳の中には「扁桃体」という、感情をつかさどる神経細胞があります。

喜怒哀楽のうちの「喜」や「楽」といった快感を得ると、ここが反応して、すぐ近くにある「前帯状皮質(ACC)」を刺激します。その結果として起こる現象が「笑い」です。

つまり、笑うということは、その本人が幸せであるというシグナルなのです。

おもしろいことに、このACCは痛みを感じたときにも活動します。そうすると、脳の中で「脳内麻薬」とも呼ばれるβエンドルフィンという、鎮静効果や幸福感が得られる物質が分泌され、痛みがやわらぐことがわかっています。

これらのことから、「笑い」というのは脳の中にもともと備わっている、自分自身をよい気分にしたり癒やしたりするための装置、言い換えればネガティブなことをポジティブに変える装置のようなものだと言えるでしょう。

私たちの祖先であるホモ・サピエンスはアフリカで誕生し、そこから南へ北へ、西へ東へとグレートジャーニーを続けながら進化を遂げてきました。その旅は、まさに未知との遭遇の連続。知らないものを目にしたり、初めてのことを体験したりするときは緊張し、不安や恐怖にかられます。でも、前に進みたい! このとき、「笑い」が大きな役割を果たします。人間は緊張、不安、恐怖を「笑い」で乗り越えてきたというわけです。


関連記事

PHPファミリー のびのび子育ての他の記事もみる

あわせて読む

主要なニュースをもっと見る
社会のニュースをもっと見る
経済のニュースをもっと見る
政治のニュースをもっと見る
国際・科学のニュースをもっと見る
エンタメのニュースをもっと見る
スポーツのニュースをもっと見る
トレンドのニュースをもっと見る
生活術のニュースをもっと見る
地域のニュースをもっと見る

生活術 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

生活術 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る 動画一覧を見る

記事検索