濱口優のプロデュース力 キスマイ、A.B.C-Z、アッキーナも?

濱口優のプロデュース力 キスマイ、A.B.C-Z、アッキーナも?

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回はよゐこの濱口優について。

 * * *
 1月末、『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)の収録にやってきた「アッキーナ」こと南明奈の容姿に女性スタッフがザワついた。

「結婚に勝る美容液なし」とは、女性誌の美容担当がよく口にする言葉だが、まさにその通り。

 交際宣言から4年を経て昨年、よゐこ濱口優と結婚した南明奈には、新妻ならではの色気がただよいまくっていたのである。

 和服で正装し、幸せいっぱいの笑顔を浮かべたツーショット画像を公開したり、昨年大晦日にオンエアされた『よゐこの無人島0円生活 本気で使える芸能人助っ人続々登場でナスDにリベンジ!国民栄誉賞受賞!!霊長類最強の女・吉田沙保里フル参戦SP』(テレビ朝日系)にて“無人島0円結婚式”を挙げたりしたことに、ネットは祝福の嵐だった。

 そして同『〜さんま御殿!!』では、女優や女芸人らと異性や同性への不満や疑問をブチまけるテーマ回だったのだが、アースカラーのメンズライクなパンツスーツに身を包んだアッキーナから出てくるのは、「毎日笑わせてくれる」「とにかく優しい」という夫・濱口の微笑ましいエピソードばかり。普段なら「ホンマかぁ?」「そんなエピソード要りません!」などとツッコむ“主(あるじ)”明石家さんまも、濱口の優しさには降参している様子だった。

◇アッキーナの幸せオーラに女性出演から嫉妬なし

 濱口とアッキーナが「次に結婚する有名人カップル」として公然の仲となるも、なかなかゴールインしなかった頃、芸能マスコミでは南明奈の評判が下降気味だったものだ。

 濱口ネタがあるからこそ多くのイベントゲストに呼ばれていたと思われるも、これと言ったサービストークをするワケでもなく、結婚の予定を問われても「いつかはしたいですね」などとはぐらかしていたアッキーナ。大好きなネイルの勉強に傾倒していく様も見られたことから「ほんとに結婚するの?」「濱口を利用しているの?」「よゐこじゃなくて悪い子だ」などとも言われていた時期がある。そりゃあ事務所の方針や戦略もあっただろうから彼女が本心で“こじらせ”ていたわけではあるまい。だが“見え方”として、あまりよろしくなかったのは事実だ。

 果たして、結婚後、初めて『〜さんま御殿!!』にやってきた彼女は、心身ともに安定しきっていたのだろう。ひな壇で作り笑いもしなければ、人のエピソードに強引に入ってくることもなく、自分がしゃべる番になってもグイグイくるカンジもないのだけれど、しっかり笑いをもとっていたし、オチもあるトークをしていた。

 好きなネイルこそ、主婦とは思えない(!)長さをキープしていたが、髪の色も落ち着いていたし、マットな肌とブラウン系に仕上げたメイクが本当に美しく、その日の出演女性の誰よりも輝いている…と私には思えた。

 特筆すべきは、アッキーナが放つ幸せオーラに対し、共演した女性出演者全員から一つも文句や嫉妬の声が上がらなかったことだ。つまり、彼女がとても自然体で、ぶりっこもしていないので、同性としてすんなり受け入れられたのだろう。あるいは「降参」していたのかも。それぐらい、アッキーナは美しかったのである。

 男性スタッフもその日のアッキーナにはかなりの好印象を抱いたみたい。後の会議でも今後の出演者として彼女の名前が出ていた。“新妻・アッキーナ”の未来は安泰であるようだ。

◇”エビキス”は濱口に「足を向けて寝られない」  交際相手のみならず、タレントや芸人を含め、濱口の優しい言動によって幸せになったり前向きになったりした女性は芸能界には多いものだが、これが後輩男性に対しても同様だというのが彼の素晴らしいところなのである。

 特にジャニーズのKis-My-Ft2とA.B.C-Zは、濱口に対して「足を向けて寝られない」と言っている。

 キスマイはデビュー直後からテレビ朝日系の深夜帯で『濱キス』というレギュラー番組で濱口と共演していた。

 声を張ったり、立ち上がってリアクションしたりする“バラエティーの基本”が全く身についていなかったキスマイに対し、濱口は本番中、何度「バカヤロー」と怒ったことか。もちろんそれもまた“お約束”ではあったのだが、本当になんにもできなかったキスマイの7人。そんなメンバーたちが、多くのバラエティー番組で各々爪痕を残せるようになったのは、10時間超えもザラだったロケに付き合い、ダメ出しを何百発も放ち、それでも“撮れ高ゼロ”でスタッフが「お蔵入り」を決めても尚、彼らに優しく指導をし続けた濱口のお陰と言っていい。

 その後、おぎやはぎ、爆笑問題、ダウンタウンの浜田雅功、出川哲朗、そしてサンドウィッチマンと、そうそうたる売れっ子芸人と絡んできたキスマイは、『濱キス』のときに掲げていた「ゴールデン進出」を今春、果たす。サンドウィッチマンを“見届け人”に据えた『10万円でできるかな』である。

 進出にあたり、メンバー全員が発表したコメントの中にも「濱口さんに報告したい」というのがあったし、ネットでそのことを知った濱口からも祝福(と思われる)ツイートがあり、『濱キス』時代を知るファンは歓喜したものだ。

 そのキスマイには、ジャニーズJr.時代、「エビキス」と呼ばれていた“兄弟グループ”がいる。A.B.C-Zだ。

 共にコンサートを行ったり、舞台で主演をしたり、12人で歌うオリジナルソングももっていた。先にキスマイがデビューし、翌年、ジャニーズ初となるDVDデビューを果たしたのがA.B.C-Z。いまも両グループのメンバーは仲が良く、海外旅行に出かけてみたり、それぞれのコンサートや舞台にメンバー全員で駆け付けることも。一度、A.B.C-Zのコンサートのアンコールに件のオリジナルソング『Daybreaker』が選ばれ、客席に居たキスマイがステージに上がって共に歌ったこともあった。ファンが大喜びしたのは言うまでもない。

◇濱口プロデュースはA.B.C-Zの主演ドラマに

 そんなA.B.C-Zは、いま、メ〜テレ(名古屋テレビ放送)で“濱口優プロデュース企画”に何度もチャレンジしている。土曜朝の『デルサタ』という生放送内の企画で、当初はメンバーの塚田僚一のみがレギュラー出演していた。

 その後、橋本良亮もレギュラーとなり、スタジオ出演をする回もあれば、“はしつか”コンビは東海地方の“ぶらり歩き”するロケも担当。さらに、A.B.C-Zのリリース情報の初出しや、ワンカメ・パフォーマンスを含む新曲の生披露などは全て『デルサタ』から…というのが恒例になりつつあるのだ。

 濱口プロデュース企画では、彼が特訓を重ね、ファンにサプライズでA.B.C-Zのコンサートに登場。『Za ABC〜5stars〜』を6人で完璧に歌い踊った様子は、『デルサタ』ではもちろん、同局の別枠で密着番組としても披露された。

 企画内容はさらに進化を遂げ、ついに『ぼくらのショウタイム』なるA.B.C-Zの主演ドラマが出来上がった。4月5日の深夜にオンエアされるだけでなく、4月12日からは「イオンシネマ」全国13劇場で1週間公開されるというから、これは大企画と言える。また、3月24日には、メ〜テレのお隣「東別院ホール」でプレミアム試写会が行われるという。

『ぼくらのショウタイム』はメ〜テレを舞台にした、いわゆるギョーカイドラマで、A.B.C-Zのメンバーは全員、メンバーカラーにちなんだ役名で、カメラマンやAD、警備員などの役に就いている。監督は数々の人気作品の出演者でもあり、『侠飯〜おとこめし〜』(テレビ東京系)や映画『アリーキャット』などでメガホンをとった榊英雄氏。脚本は、映画『終わった人』やドラマ『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)などヒットを飛ばし続ける根本ノンジ氏という豪華かつ本格派の布陣だ。

 さらには、『デルサタ』に「ぜひ塚ちゃんを」とオファー時から尽力し続けてきた総合演出の石川智通氏や編成の服部保彦氏らが企画を上にもジャニーズ事務所にも通せたことには、「濱口優プロデュース」という愛情あふれる後ろ盾があったからに他ならない。

 後輩芸人ならともかく、ジャニーズのアイドル二組に対し、深くて大きい優しさで指導し続け、彼らが“バラエティー力”と“ショーアップの術”を身に着けることに尽力した濱口優。

 しかも誰よりも愛妻家で自身はいつまでも少年の心を忘れないし、チャーミング。よゐこ濱口優はみんなを幸せにする大した男なのである。

 


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