クラフトビールを味わうなら、チャレンジして欲しいのが、“できたて”を味わうこと。そこで、東京でも、できたてクラフトビールが飲める3つの醸造所を紹介しよう。

※新型コロナ対策で営業時間の変更、臨時休業の場合があるので、事前に各店舗にお問い合わせください。

■Y.Y.G.Brewery & Beer Kitchen

 醸造所に併設されたビアバーでは醸造設備を眺めながら、最大14種類揃う自社クラフトビールを堪能できる。ホップの種類を醸造ごとに変える「渋谷IPA」は、醸造家の緻密な計算や表現力を感じさせる一期一会の豊かな香りと味わいを楽しめる。トロピカルな香りの後に力強い麦芽の風味が続く「代々木アンバーエール」も人気。ドライに仕上げた「原宿スタウト」は香ばしさに苦味や甘味が絶妙に絡んで飲み飽きない。

【住所】東京都渋谷区代々木2-18-3 1F/7F
【営業時間】火〜金:17時〜22時、土・日・祝:12時〜22時
※ビール価格は1Fビアバーと7Fレストランで異なる
【定休日】月(祝日の場合は火)
※2020年9月現在

■東京オールドボーイズブルーイング

 六本木の醸造所に併設されたダイニング。4種類のホップを使ったIPA「東京SMOOTH」(825円)、エキゾチックな味わいのエール「NIRVANA」(880円)、麦芽の風味が豊かな「Malt&Melt」(1210円)などオリジナルのクラフトビールは常時5〜7種類。3種類選べる「飲み比べセット」(1320円)もある。醸造家の井元将隆さんは料理人でもあり、「厚切りカツサンド」(1320円)など多彩な料理とのペアリングも楽しい。

【住所】東京都港区六本木3-6-9 イチベエビルアパートメント 1F/B1F
【営業時間】17時〜22時
【定休日】日・月・土
※2020年9月現在

■石川酒造 「福生のビール小屋」

 文久3(1863)年創業の老舗蔵元「石川酒造」の敷地内にあるビール醸造所併設のイタリアンレストラン。明治20年にビール醸造に着手・販売していた歴史を持つ同社は1998年、111年ぶりに「多摩の恵」の名でビール醸造を復活。明治29年築の土蔵を「向蔵ビール工房」として使用し、様々なタイプのビールを醸造する。

 仕込み水は日本酒と同じく、地下150メートルからくみ上げる天然水(中硬水)を使う。レストランでは、香り高い「多摩の恵 ペールエール」(写真左、500円)、強くローストした麦芽を使う黒ビール「多摩の恵 デュンケル」(写真中、500円)、希少なホップの華やかな香りと苦味が特徴の「TOKYO BLUES シングルホップウィート」(写真右、600円)など常時7種類の自社クラフトビールを楽しめる。テラス席からは樹齢700年超のケヤキや明治時代のビール釜も眺められる。明治期の土蔵に昨年開店した飲食店「ぞうぐら」でもできたてビールを提供している。

【住所】東京都福生市熊川1番地
【営業時間】11時半〜20時半(L.O.)
【定休日】火
※2020年9月現在

◆撮影/中庭愉生、太田真三

※週刊ポスト2020年9月18・25日号