コロナ禍で、心に余裕が持てなくなり、その結果家族間がギクシャクしているという人も多いのでは? ただでさえ難しい嫁姑となれば、さらにヒートアップしてしまうはず……。しかし、36才パート勤務の女性Fさんは、姑からの仕打ちに立ち向かい、イライラどころかスッキリしちゃったというのだ。そんなFさんのリアルエピソードをご紹介!

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 年末年始は毎年、義実家に帰省するのが習慣でした。でも、今年はコロナの影響を考え、帰省を遠慮しようと連絡をしたところ、姑が激怒。

「江戸時代からの歴史と伝統があるわが家では、正月のお祝いが一年でいちばん大切な行事なのよ。何があってもおろそかにしないで。年神様や本家の親族に失礼でしょ」

 と言われてしまいました。仕方なく、31日に夫婦であいさつだけしに行き、玄関先でお暇しようとしたのですが、

「あなたの家は方角が悪いから、今日は泊まりなさい」

 と、強引に宿泊させられることに。

占いや超常現象を信じている義母らしい誘い方ですが、実は私に大掃除をしてもらいたかっただけ。だって、今年はほかの親族が誰も来なかったので、人手が足りなかったんです。

 無駄に広い家の中をすべてひとりで水拭きした私は、1日で手足がしもやけ&あかぎれだらけに。その間、姑と夫は暖かい居間で酒宴を繰り広げており、手伝うそぶりはナシ。

さすがの私もキレかけていると、「テレビに照明、電気ストーブも全部買い替えたんだ〜。いいなあ、新しいのは」と言うのんきな夫の声が。

 そこで私、ひらめいたんです。最近の家電は、スマホで操作できるものが多いことに。早速型番を調べると、テレビと照明がそれに該当。

 私のスマホと連動させる設定をし、夜を待ちました。そして、年が明ける瞬間を見計らい、私のスマホでスイッチをオフ。

 真っ暗闇の中、「あら? 停電かしら。あなた見てきなさいよ」と言う姑に、「ブレーカーは落ちていませんよ。隣の部屋はついているし」と言いつつ、今度はスイッチオン。その後もすきを見てテレビの音量を急に上げたり、照明を点滅させたり……。

 そして極めつきに、「もしかして心霊現象じゃないですか?」と言ってやりました。

 すると、姑の顔面が蒼白に。内心ひとりで大爆笑してしまいました。

 伝統も大切ですが、時代に合わせて臨機応変に対応できるようにならないと、大変ですよ、お義母さん。

取材・文/前川亜紀

※女性セブン2021年2月4日号