夫が無間地獄に落ちますように… 縁切り神社の恐怖絵馬

夫が無間地獄に落ちますように… 縁切り神社の恐怖絵馬

 神社や寺に奉納する絵馬は、基本的に健康や幸せを祈願するためのもの。しかし、日本全国に点在する縁切りスポットでは、近親者への憎悪と怨念に満ちた願いを綴った絵馬がズラリと奉納されていた。

〈夫が無間地獄に落ちますように〉
〈義母が一刻も早く死にますように〉

 こんな物騒な文字が記された絵馬が並ぶのは、栃木県足利市にある「門田稲荷神社」。源義家が戦勝祈願のため創建したと伝えられる「下野國一社八幡宮」の境内にあり、「榎木稲荷神社」(東京)、「伏見稲荷大社」(京都)と並ぶ「日本三大縁切り稲荷」のひとつに数えられる。

 ここでは人間関係や病気、ギャンブルなどと縁を切りたい人が“願望”を絵馬に書き込んで御社殿の脇に奉納するのだが、先の絵馬のように、縁を切りたい相手に“呪いの言葉”を投げかけるものが多い。

 中でも目立つのが、夫婦の縁切りを望むものだ。

〈夫との離婚が早く成立し、お互い別々の道を幸せに歩めますように〉
〈夫●●(編集部注・絵馬では実名、以下同)が養育費月々5万円や娘との面会交渉に納得して、離婚調停がスムーズに進みますように〉

◆丑三つ時にやって来る

 自分ではなく、「妻帯者の恋人」の縁切りを願う絵馬もある。

〈●●が悪妻と別れますように。私が命をかけて彼を守り愛し続けます。今のままでは彼の人生は苦しみでいっぱいで見ていられません。彼に幸せとは何かを教えてあげたいのでお力をお貸しください〉

 親が子供の異性関係を気にかけるパターンも多い。

〈娘の男関係、交友関係、ホスト遊びの縁が切れますように 父・母〉
〈息子が付き合っている年上の女性との長年の悪縁を絶ち切り、良き人と結婚して幸せな人生が来るよう祈念致します 父〉

 昨今のブラック労働を反映してか、仕事関係の怨念も。

〈仕事もできないのに威張ってばかりで口だけの●●、早く死ね!〉
〈●●のクソばばあ、誰もがお前がいなくなれば良いと思っている。会社からいなくなれ。消えろ〉

 多くの絵馬には罵倒する相手の実名や年齢などの個人情報が記されている。もし書かれた人が知ったらどうなるか心配になる。

「あまりに過激だったり度を超している絵馬は回収してます」(門田稲荷の関係者)

 それでも「日中でなく、深夜2〜3時にわざわざ神社を訪れて奉納する人もいます」(門田稲荷の近隣住民)というから、“摘発”は後手後手になっているようだ。丑三つ時に呪いの絵馬を捧げる──それほど恨みが深いのか。

※週刊ポスト2018年2月2日号


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