森保Jが戦うモンゴルの知られざるサッカー事情。国内リーグは日本人選手が多数在籍

森保Jが戦うモンゴルの知られざるサッカー事情。国内リーグは日本人選手が多数在籍

今年2019年9月に開幕した「サッカー カタールW杯アジア2次予選」。2022年に開催されるカタールW杯の出場権をかけて、40の国・地域が熱い戦いを繰り広げている。

グループFの日本(FIFAランキング31位)は、キルギス(同97位)、タジキスタン(同115位)、ミャンマー(同145位)、モンゴル(同183位)とホーム・アウェーで戦い、最終予選進出を目指す。

9月にアウェーで行われた初戦は、ミャンマーに勝利。今日10月10日(木)は、ホーム開幕戦としてモンゴルと対戦する。

“モンゴルのサッカー”と聞いてもイメージが湧かない人が多いかもしれないが、今回のW杯予選で初めて2次まで勝ち上がるなど、近年力をつけているチームのひとつだ。

写真提供:アフロ

◆監督は京都サンガの元コーチ

モンゴル代表を率いるのは、以前京都サンガでコーチを務めていたミヒャエル・バイス監督。

バイス氏は、モンゴル出身の大相撲の横綱たちのように、高い身体能力をもった選手が大勢いる一方でチームとしてのまとまりがないことから、能力を生かせていないのではないかと分析。そこで、チームに“規律”を設けて順守するよう徹底させたという。

「代表チームには、徹底的に“規律”を植えつけました。私の指示を守らない者は、誰で
あろうと代表に呼びませんでした。厳しさを見せつけることで、選手たちは規律を学んだのではないかと思います」(バイス氏)

また監督以外にも、日本への留学経験があるアシスタントコーチや日本人のトレーナーもいるなど、日本との馴染みが深い。

さらに、モンゴルの国内リーグには実に20名以上の日本人選手が在籍。1部リーグは、10チーム中7チームに日本人選手が所属している。

1部リーグのFCウランバートルに所属する大津一貴(29)は、モンゴルサッカーについて、フィジカルの強さに加えて技術面も長けていると語る。

「フィジカル能力が高い選手が多いですし、代表クラスの選手になると、技術的に良いものを持っている選手が多いので、フィジカル頼みのサッカーではなく、しっかりビルドアップもしながら戦えている印象です。また格上相手には、前線からプレッシングをしてカウンターからゴールを奪うサッカーに戦術変更もできています」(大津)

練習環境などまだまだ整っていない部分も多いが、2050年W杯招致を目指していることもあり、着実に力をつけているようだ。

◆“モンゴルの香川真司”に注目

森保一監督も「簡単に押し切れるような相手ではない」と警戒しているが、なかでも注目はバリジャニャム(19歳)だ。

モンゴルサッカー界の次世代を担う逸材で、モンゴル代表の“切り札”的存在。攻撃にアクセントを加えるアタッカーとしての活躍が期待されている。クイックネスとスピードが武器で、香川真司を彷彿とさせるプレースタイルが特徴だ。

ほかにも、左利きで攻撃・守備も兼ね備えたサイドバックでキャプテンを務めるノルジモー・ツェデンバルや、モンゴルリーグで毎年得点王争いをしている“点取り屋”ナランボルドなど、レベルの高い選手が多く代表入りしている。

元横綱・朝青龍も自身のTwitterで「観戦に行く」と宣言するなど、モンゴル国内でも注目を集めている今夜の一戦。

格下ではあるものの決して侮ることのできないモンゴル代表に、日本代表はどんな戦いを見せるのか。注目したい。

 


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