施設に響いた銃声と、「純正九蓮宝燈」が認めさせた結婚【『やすらぎの郷』第19週おさらい】

施設に響いた銃声と、「純正九蓮宝燈」が認めさせた結婚【『やすらぎの郷』第19週おさらい】

「倉本聰がシニア世代に贈る大人のための帯ドラマ」として4月から放送を開始し、シニア世代のみならず大きな注目を集めている石坂浩二主演の平日昼の帯ドラマ『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)。

8月7日から8月11日に放送された第91〜95話(第19週)では、「仔熊の出現」、「久々の再会」、「結婚破断の危機」、そして「緊迫の麻雀」など、さまざまな出来事が描かれた。

そんな第19週のストーリーを、まとめておさらいしていこう。(写真はすべて©テレビ朝日/無断転載禁止です)

 

◆「やすらぎの郷」に銃声が鳴り響く!

テレビに功績のあった者だけが入れる老人ホーム「やすらぎの郷」。

ある秋の日、この「やすらぎの郷」のガーデンに続く裏山で仔熊が目撃された。これを受け、理事長夫人の名倉みどり(草刈民代)は、警察と猟友会に連絡を入れる一方で、よくガーデンを利用しているという入居者の女優・三井路子(五月みどり)らに注意を促す。

すると路子は、「“コロちゃん”のことでしょ?」と一言。驚いたことに、路子はこれまでにもよく仔熊と遭遇しており、親しみを込めて名前まで付けていたのだ。

路子は、「(コロちゃんは)何もしませんよ。遊びに来るだけですよ」と、仔熊のことを“駆除”しようとしている施設従業員たちにやんわりとそれはしないよう促す。

そんななか、脚本家の菊村栄(石坂浩二)は、むかしよく一緒に仕事をしたトランペッターであり作曲家の白鳥洋介(上條恒彦)と久しぶりの再会をした。白鳥は、妻が亡くなったことをきっかけに長いアメリカ生活に終止符を打ち、「やすらぎの郷」に入居してきたのだ。

栄の脚本したドラマのためにもよく作曲をしてくれた白鳥。そんな彼は栄との再会を楽しみにしていたといい、わざわざ栄のために一緒に仕事をしていた時代の音源をダビングした劇伴のCDを持ってきてくれた。

そのCDの中には、栄が過去に妻子がありながら恋仲になった当時の若手女優・安西直美(清野菜名)と出会った作品の音源や、入居者の大女優・九条摂子(八千草薫)出演の戦争ドラマの音源なども含まれており、栄は久しぶりに耳にするそれらの音楽にワクワクする。

そうして音楽を聴いていると、突然外で銃声が響いた。

猟友会が、仔熊の“コロちゃん”を銃殺したのだ。

悲しんだのは、三井路子。少し前に路子から、「コロちゃんを撃たないように(猟友会や施設職員に)言ってください」とお願いされていた栄は、そう言われてもほとんど何もしなかった自身を顧みて、命というものへの無頓着さに自責の念を抱く。

対して、小さな命に対しても非常に慈悲深い路子。翌日、彼女を中心にコロちゃんを埋葬する葬式が行われるが、その後の路子の行動にみな驚く。

路子は、一通り悲しんだ後、急にあっけらかんとした表情になり、「忘れよう。忘れて、一発恋でもしよう!」と言って颯爽と元気そうに去っていったのだ。

これに周囲はあ然となるが、そんなこんなで騒ぎは収まった。

 

◆緊迫の麻雀で、奇跡が起こる

その頃、46歳差の恋愛を楽しんでいた入居者の“マロ”こと真野六郎(ミッキー・カーチス)と「やすらぎの郷」コンシェルジュの松岡伸子(常盤貴子)は、結婚をめぐってピンチに立たされていた。

元財務官僚である伸子の父・松岡信三(柴俊夫)が、ふたりの結婚に大反対していたのだ。信三は、複数の逮捕歴もあるマロの“黒い”経歴を理由に反対しているだけでなく、実は戸籍上は前妻と離婚していなかったマロを“重婚罪”で訴える勢いで「やすらぎの郷」に乗り込んでくるという。

そこで、“ある作戦”が始動した。

伸子によれば、信三は入居者の女優・白川冴子(浅丘ルリ子)の大ファンであり、無類の麻雀好き。ということで、冴子とその親友・水谷マヤ(加賀まりこ)が信三を誘って、マロも含めた4人で麻雀をしようということになったのだ。

プロ級の腕前だという信三に、実際に元プロ雀士であるマロがわざと負け、信三に花を持たせて気持ちを和らげようという筋書きなのだが…?

当日、上手く信三を誘い込んで麻雀の席につかせた冴子とマヤ。

勝負は白熱する。麻雀となると本当に人が変わる信三だったが、この日はツキがないのか、マロが断トツで点数を稼ぎ、信三はどんどんリードされていく一方だ。

しかし、大逆転が起こる。驚くことに信三は、一生に一度出るか出ないかと言われる麻雀の上がり役、純正の「九蓮宝燈」(チューレンポウトン)をあがったのだ。

この奇跡的な結果に、マロは潔く負けを認め、その場を去っていった。

ただ、驚くのはさらにここからだ。信三は、「やすらぎの郷」から帰る間際に栄を呼び出し、九蓮宝燈はマロによる“イカサマ”だったと話すのだ。「(マロが)つみ込んで、九蓮宝燈が私に来るようにしたんですよ」と…。

信三は、人生最大級の屈辱を味わったといいながらも、麻雀を通じてマロへの感服の念が生まれたのか、栄に向かって「先生、娘をよろしくお願いします」と頭を下げて帰っていった。

この信三の話を聞いたマロはというと…? しばらく黙り、突然笑い出した。しかし、笑っているその目には涙がたまっている。栄は、このときマロが何を考え思っていたのかは、わからない。

第95話に登場した「純正九蓮宝燈」というのは、そのあまりの確率の低さから、「これをあがると死ぬ」という迷信もあるほどの上がり役。ゴルフでいえば、ホールインワンといったところか…。雀卓を囲んでの攻防は、麻雀好きの視聴者はワクワクしたことだろう。

『やすらぎの郷』は、第20週(8月14日〜18日)でついに100話を迎える。施設を激震させる大事件が起こる第20週も見逃せない!

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