リクルートのトップ営業が"口下手"な理由

リクルートのトップ営業が"口下手"な理由

PRESIDENT 2017年12月18日号 掲載

■新卒4年後にリクルートへ転職した

私は超内向的な性格で、子どもの頃からずっとあがり症で口下手でした。大学卒業後に就職した計測器メーカーでは営業担当でしたが、話が下手で売り上げは伸びません。結局、職場を変えることで心機一転を図ろうと、入社4年後にリクルートに転職しました。

しかし、明るく話し上手な同僚たちが売り上げを伸ばすなか、私1人だけが取り残されてしまいます。

そんなある日、リーダーが「明日、俺と一緒に営業に行ってみるか?」と声をかけてくれました。彼の営業スタイルは、まじめに淡々と話をするだけ。それでもその日に回った3件すべてで商談がまとまったのです。

それ自体驚きでしたが、もっと衝撃的だったのは、「営業はベラベラしゃべればいいというものではない。その意味で、おまえは営業に向いている」という彼の言葉でした。

■性格を変えるには相当な時間がかかる

その日から私は営業方法を見直しました。ムリして明るく振る舞ったり、笑顔をつくるのをやめ、正直に「自分はあがり症で口下手です」と相手に伝える一方で、お客さまに最適な商品や資料などをしっかりと準備するようにしました。それが信頼感を生んだのでしょう、お客さまの反応が変わって売れ始め、入社10カ月後には全国営業達成率のトップに立ちました。

私の経験からいえるのは、あがり症ですぐに赤面になったり、吃音で口下手な人は、ムリに克服しようとしないほうがいいということ。性格を変えるには相当な時間がかかるうえに、ある程度改善したとしても、ようやく人並みになれるだけだからです。あがり症の人はそれを公言したうえで、仕事をする。そのほうが効率的です。


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