五輪マラソンの札幌開催は「IOC幹部の保身」だ

五輪マラソンの札幌開催は「IOC幹部の保身」だ

PRESIDENT Online 掲載

■オリンピックの闇が垣間見えた「札幌移転」

へそ曲がりな沙鴎一歩はまだ納得がいかない。それどころか、今回の騒動でオリンピックの闇が垣間見えた気がする。

東京五輪のマラソンと競歩の開催地変更のことである。

IOC(国際オリンピック委員会)が公表した会場の変更は11月1日、IOCと東京都、大会組織委員会、国による4者協議(トップ級会談)で札幌開催が正式に決まった。東京五輪の開幕まで9カ月を切っている。準備を急ぐ必要があるのは当然だが、果たしてうまくいくのだろうか。心配である。

■IOCは「アスリートファーストの健康対策だ」と強調

この連載では10月22日に「前回五輪は10月なのに、なぜ今回は真夏なのか」という見出しで、すでに札幌開催を批判している。

IOCの突然の発表は半月前の10月16日だった。その発表でIOCは「変更の理由はアスリートファーストの健康、猛暑対策にある」と強調していた。翌17日、トーマス・バッハ会長はカタールの首都ドーハで開かれていた五輪関連の会議の席で「札幌に移すことを決めた」と発言をした。「決めた」というこの言葉には唖然(あぜん)とさせられた。

これまでの沙鴎一歩の取材によると、IOCが札幌開催を決めた一番のきっかけは、ドーハの陸上世界選手権(9月27日〜10月6日)の女子マラソンに出場した、ベラルーシ(ヨーロッパ東部の共和国)のボルハ・マズロナク選手が、BBC(英国放送協会)の取材に語ったこの言葉だった。

「アスリートに全く敬意を払わない。国際陸上競技連盟の幹部がこのドーハでの開催を決めたのだろうが、彼らの多くはいまごろ、涼しい場所で寝ていると思う」


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