PRESIDENT 2020年1月3日号 掲載

病気がよくならないときによぎる「転院」の2文字。しかし、転院がすべてよい結果をもたらすとは限らない。後悔しない決断をするために、知っておくべきこととは?

■転院すべき人とすべきでない人の差は

「病気がよくならない」「医師と性格が合わない」「ネットでよさそうな病院を見つけた」というとき、転院したくなるかもしれません。しかし、転院すれば必ず事態が好転するとは限りません。転院前にチェックすべきポイントをおさえましょう。

まず知っておきたいのが、転院したがる患者の中には、しばしば病院や医師への要求レベルが高すぎる人がいるということ。「ホテルのようなサービス」「医師の学歴」「スーパードクター」等々……。ドラマのような「失敗しない女医」「1時間で治療が完結する病院」を探すと、永久に漂流することになるでしょう。

また、胃炎・高血圧・糖尿病といった内科系の慢性疾患は、医師のスキルに差が出にくいため、決まった病院に通い続けたほうが、結果的に早く治ることが多いのです。平凡な医師でも長年の通院で気心が知れて、診察室で顔を合わせただけで「また胃ですか?」と不調を察知してもらえる関係になれば、それがあなたにとってのスーパードクターなのです。