PRESIDENT 2020年1月31日号 掲載

免疫の研究とがん治療への貢献で、2018年のノーベル生理学・医学賞を受賞した、本庶佑・京都大学特別教授(77)。

地方の個人商店を、日本を代表するグローバル企業に一代で育て上げたファーストリテイリングの柳井正・会長兼社長(70)。

デジタル化、グローバル化によって社会が激変する中で、これからのビジネスパーソンはどう生きていけばよいのか。時代を切り開くふたりに聞いた。

■グローバル化、AIの進化で何が変わるか

【本庶】研究の場合、世界初でなければ価値はゼロなんです。「日本では初めて」というのは意味がない。それはただのコピーですから、まったく意味がありません。

【柳井】日本で一番になっても生き残れないのは、ビジネスの世界でも同じです。銀座通りを歩いたら、海外のブランドばっかりでしょう。今や、世界中から企業が来るんです。僕らも世界へ出て行きます。インターネットで世界中の情報が1つになったために、世界と競争して勝たなければいけないのが、今のビジネスです。毎日、オリンピックをやっているようなものですよ。

【本庶】規模や売り上げだけではなく、クオリティやオリジナリティ、ユニークさが認識されて、価値として世界一になることが大事でしょうね。