プレジデント 2020年3月6日号 掲載

■何から、どのように手をつけたらいいかわからない

親の逝去から火葬までの手続きは、あまり迷うことはありません。病院・施設や葬儀社がアドバイスや手続きの代行をしてくれるからです。問題はその後。何から、どのように手をつけたらいいかわからない。そんな相談をよく受けます。

私は、死後に必要な手続きを、大きく3つに分けて説明しています。市区町村の役所で行うもの、年金に関するもの、その他の死後事務です。主だったものを表に示しましたが、多種の証票類や証明書類などをそろえる必要があることがわかると思います。

しかも、市区町村・年金関係の手続きは例えば10日や14日以内といった期限があるものもあります。葬儀を終えてホッとしたのもつかの間、その先にはあわただしく、細かな死後事務の作業が待ち受けているのです。

そんななかでよくあるのが「通帳や証書類がどこにあるのかわからない」とか、遺品整理において、後々の各種手続きに役立つ書類を「そうとは知らずに捨ててしまった」というケース。当然、家探しをすることになります。