PRESIDENT WOMAN Online 掲載

株価の大幅下落に、気が気でない人も多いのではないでしょうか。リーマンショック級の暴落を5回も経験した経済コラムニストの大江英樹さんが語る、今絶対やってはいけないことと、この状況をチャンスに切り替える方法とは――。

■コロナ暴落にどう向き合うか

このところコロナウイルスによる影響で世界中の株式市場が大きく下落しています。3月18日現在での日本の日経平均株価は1万6726円となり、2月17日の2万4066円から1カ月もたたないうちに30.0%という大幅な下げとなりました。メディアも「リーマンショック以来の暴落」と報道していますし、実際にこれだけ短期間での下落というのはこの数年間ではなかったことです。

株式や投資信託による投資をしていない人にとっては、ほとんど関心の無いことかもしれませんが、投資をしている人、特にリーマンショック以降に投資を始めた人にとっては、穏やかな気持ちではいられないと思います。リーマンショックの時は「100年に一度の下落」ということがよく言われましたが、それは事実ではありません。私自身、1974年から半世紀近くにわたって株式市場を見続けてきましたが、リーマンショック級の下落は少なくとも5回経験しています。あれが100年に一度の下げなら私は今500歳になっているはずです(笑)。そこで、今までに何度も大幅な下落を経験してきた私から見た今回の下落とそれについてどう考えて、どう対処すべきかをお話したいと思います。