PRESIDENT WOMAN Online 掲載

新型コロナウイルス感染拡大で、多くの学校や塾が突然休校になった。高校を中退して京都大学に進学し、現在は子どもが熱狂する“受験勉強をしない塾”「探究学舎」の代表を務める宝槻泰伸さんは、「多くの人が『学校』の意味を問い直し始めている。今回のコロナ休校は、我々の既存の教育に対する見方を変えるきっかけになるのではないか」と話す。

■オンライン授業への大きな反響

新型コロナウイルスの感染拡大は、明らかに人びとの行動を変えたと思います。これほど突然に、子どもたちの学校が長期の休みに突入するというのは、これまで誰も経験したことがありませんでしたから。多くの人が、外出もままならない期間を、子どもたちがいかに生産的に過ごせるかと考え始め、代替手段としてデジタル学習コンテンツやツールに目を向けました。ITを使った教育「EdTech(エドテック)」に注目が集まっています。

我々も、1年ほど前から取り組んでいたオンライン授業を3月2日から無料公開していますが、非常に反響が大きくなっています。実はこれまでは、探究学舎のリアルな授業を評価してくれていたご家庭ほど、オンライン授業にはなかなか興味を示してくれませんでした。それが、この機会にオンライン授業を試し、その良さを「発見」してくれているようです。

同様に、今回初めてオンライン教育やデジタル学習教材を手に取り、その良さに気付いた人が急増しているはずです。学校に行かなくても、テクノロジーを使ってさまざまな知識を学ぶことができる。しかも、子どもたちが楽しんで取り組めるのです。