PRESIDENT Online 掲載

誰もが振り返りたくなるようなイケメンという自慢の夫。しかし浪費癖がひどく、こっそり300万円の借金を作っていた。妻は離婚を決断するべきか。教育コンサルタントの嶋津良智氏は、「夫婦の価値観の違いに向き合わない限り、不和は続いてしまうだろう」という――。

※本稿は、嶋津良智『なぜ、突然妻はキレるのか?』(フォレスト出版)の一部を再編集したものです。

■なぜ身近な相手にイライラしてしまうのか

私は仕事柄、多くの相談者さんから夫婦の悩みを打ち明けられます。そこから見えることは、妻のイライラは、夫であるあなたとの価値観の違いから生まれるものがほとんどだということです。価値観とは、「個人個人が自分のなかにもっているものの見方や考え方」のことです。もっと平たく言えば、その人にとって「何が重要で、何が重要ではないか」ということ。つまり、価値観の違いは物事に対する重要度の違いです。

たとえば、妻にとって結婚記念日はとても大切で、毎年お祝いしたいと思っているとします。でも当日、夫はすっかり忘れていたりする。すると、妻は「結婚記念日を忘れられるなんて、信じられない!」となって怒る。これはこの二人の記念日に対する重要度の違いなのです。

同様に、なんにでもきちんとしている人は、物事にゆるいパートナーが気になります。お金に細かい人は散財する人が気になります。時間を守る人は時間にルーズなパートナーが気になります。

人の価値観は、生まれ育った環境や個人の性格や人との出会いなどにより培われていくものですから、まったく同じ人なんていません。冷静に考えれば価値観は違って当たり前だとわかると思うのですが、夫婦になると、身近な分だけ自分の価値観に合わない相手についイライラしてしまうのです。

ここで、夫婦間に起こりやすい代表的な「価値観の違いあるある」を挙げてみましょう。できたら、これから結婚・再婚する人にも知っておいてほしい部分です。