プレジデント Digital 掲載

■中国ニュースは五輪の通常開催に否定的

新型コロナウイルスの世界的な蔓延により、東京オリンピック・パラリンピックは延期されることになった。さて、最初に爆発感染が起きた中国では日本のコロナ対応や東京五輪について、どう見ているのだろうか。現地ニュースをもとに考えてみたい。

24日の日本政府の延期発表の以前から、世界中から選手やコーチ陣、観客が集まることに対しては、否定的な記事が目立っていた。ネットニュース「東方網」では、東京五輪のゆくえについて、次のように分析していた。

「日本は夏の五輪開催に全力を尽くしており、安倍首相は東京五輪を自身の政治人生あるいは生涯において、もっとも輝かしい瞬間と位置付けている。安倍首相は東京五輪後に衆議院解散と総選挙を行い、次の自民党総裁を決めるという」

たしかに、安倍首相はこれまで、「完全な形」での五輪を目指すと表明していた。

「東京五輪がどうなるかは、3つの可能性がある。①予定通り行う、②延期する、③中止する。どの選択をするかは、今後2カ月あまりの全世界の状況次第だろう。日本や東京だけの話ではなく、世界中の205の国と地域の感染者の数が問題になる」

この3つの選択肢のなかで、もっとも現実的なのは「延期」だと予測していた。

「延期となる可能性は高い。いつまで延期するかは、状況次第だ。蔓延が収まれば年内の後半にずらすこともあり得るだろうし、あるいは来年になるかもしれない。中止は望んでいる人がいないため、考えにくい」