PRESIDENT Online 掲載

■韓国政府のスキャンダルを連日報じ、嫌韓を煽ってきた

最近、「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日・平日8:00〜)の視聴率がいいそうだ。同時間帯のライバルは、日本テレビの「スッキリ」、フジテレビの「とくダネ!」、TBSの「グッとラック!」だが、それらを視聴率で圧倒しているという。

私には、韓国ものをよく取り上げる番組だというイメージしかない。朴槿恵前大統領が逮捕される時や、文在寅大統領の腹心の曺国(チョ・グク)が法相に就任した時など、韓国のテレビかと見紛うように、熱心に曺国批判を連日していた。

この番組には、テレビ朝日社員の玉川徹氏がコメンテーターとして出演しており、評価が高い。玉川氏は「韓国ヘイトはいけない」といっているようだが、自分たちが毎日、長時間、韓国のスキャンダルを報じることで、嫌韓を煽ってきたのではないかという反省は、私が知る限りないように思う。

今回の新型コロナウイルス報道にしても、一番熱心なのは「モーニングショー」のようだ。これは私の印象だが、「モーニングショー」を含めたワイドショーが、コロナ感染への恐怖を必要以上に煽り、それに踊らされて、人々はマスクやトイレットペーパーを買い漁っているのではないのか。

視聴率が取れるからだというのは分かる。だが、芝居っ気たっぷりの感染症専門家という女性教授をスター気取りにさせ、これでもかと、コロナの恐怖を垂れ流し続けるのが、メディアの正しいあり方なのだろうか。

正確な情報を自ら取材して、それを検証してから視聴者に伝え、国民が正しく怖がるようにリードすることこそが、今メディアがやらなくてはいけないことだと思う。だが、見ないで批判するのは失礼なことだと思うので、3月13日金曜日から20日金曜日までの「モーニングショー」を全て録画して、見てみた。