女子プロ界きっての名伯楽、スターダム ロッシー小川社長に現在・過去・未来についてロングインタビュー⑦

女子プロ界きっての名伯楽、スターダム ロッシー小川社長に現在・過去・未来についてロングインタビュー⑦

女子プロレス界で多くのトップ選手を輩出するスターダム。

業界歴41年の女子プロ界きっての名伯楽、ロッシー小川社長に現在・過去・未来についてロングインタビュー!

【団体エースに求めること】

山口:では、団体のエースに求めることは何でしょうか?

ロッシー:求めること・・・。それはその団体のスターだという絶対的な気持ちじゃないですかね。行動ね、言動。その選手がスターを体現してくれないと、エースではないし。それは思いが言葉で出るかもしれないし、試合で出るかもしれないし。

山口:やっぱり今で言うとイオ選手が女子プロ界の象徴みたいになってるかと思うんですけど、イオ選手はご自身の努力があったからこそですが、ロッシーさん的にはスターに育て上げるというところで、ここが引っかかったというものはあったのでしょうか?

ロッシー:最初にタイトルを取ったときは苦戦してましたよね。チャンピオンになったけれど、まわりもファンも認めていないというか。自分なりに1個1個積み上げていった結果だと思うんですよね。だからめげずにやることじゃないですかね。それが選ばれたものだから、誰でも選ばれるわけじゃないですから。他にないものがあったから選んだんだろうし。あれはもう5年前なのかな、両国国技館で当時の赤いベルトのチャンピオン、アルファ・フィーメルから高橋奈七永に移って。その前かな、両国をやるって段階で新しいスターが欲しいわけですよ、団体としては。でも本当は白羽の矢が立ったのは、美闘陽子だったんだけど、彼女はその前の年の夏に辞めたんですよ。で、団体生え抜きのスター候補生が初戴冠してっていう絵を描いてたんだけど、そうはいかなくなった。ということで、イオかなとその前の年の秋くらいからずっと頭に描いていて。描いていたけど、すぐ実行には移さなかったですよ、時が来るのを待って。

山口:そのへんがマッチメイカーとしていうかプロデューサーとしていうか、すごいですよね。

ロッシー:そういうことはいっぱいありますよね。そうやって長いスパンで決めてると成功しますよね。

山口:ワインを寝かせて開けるような、楽しみというかプロデューサー冥利につきますね。

ロッシー:だから昨日は渡辺桃がチャンピオンに勝ったけど(取材日は、渡辺桃選手がワンダー・オブ・スターダム初戴冠した翌日)、2月にも1度やってるんですよね。その試合を観たときに、あ、次はチャンピオンは桃だなと直感しましたね。

山口:スイッチが入ったような感じなのでしょうか。

ロッシー:ああもう彼女しかいないんだなと。他にもいるんだけど、今現在は彼女が出てくることがいいんじゃないかなと。

山口:次世代のエースを見せていくためにされていることはあるんですか?

ロッシー:これは入ったときから見てますよ。この子がどういうふうに育っていくか、この子がどうやって上に上がっていくか。その子の言動だったり、評判だったり、いろんなことを聞きながら。自分が常に見れるわけではないから、他の人の話も聞きながら常に機会を見てますよ。

山口:そういうのが一番面白いんじゃないですか?

ロッシー:当たればね(笑)。でもそれは常にね、考えちゃいますよ。練ってるわけじゃなくて、直感かな。なんかそういう感がはたらくって面白いじゃないですか。それが一番のやりがいかな?だからよく松永会長が出来上がったものに関して、全く興味がなかったんですよ。入ってきた子ばっかかわいがっていたんですよ。当時はなんでそんなことしてんのかなって分からなかったんですよ。今いる選手には全く興味を示さずに、まだデビューもしていない子達に興味を持ってたんです。今は自分も分かるような気がします。

山口:面白いですね。

ロッシー:次々に選手を輩出していきたいんですよ、それが止まると団体としても止まってしまうから。でもそれがタイミングを見てますよ、誰にしても。

山口:マッチメイカーとしても腕の見せどころですね。

ロッシー:あとプロレスに納得させるものがないと。

山口:愛川ゆず季選手とかはグラドルでありながら、プロレスで納得させるだけのハートと技量がすごかったなと思います。

ロッシー:彼女はほとんど1回か2回でほぼモノにして。どうすればプロレスはいいって、彼女は分かってたんですよ。

山口:やっぱりある程度すじがよかったんですかね?

ロッシー:感覚。プロレスの感覚ですよ、プロレスの感覚が分からない人は、それがなかなか。

山口:ファンも認めてくれないですよね。

ロッシー:だから時間がかかりますよね、人材を育てるのは。でもエースっていうかスターというものはいきなり出てくるがいいんじゃないですかね。

山口:それが昨日の桃選手だったのかもしれないしということですね?

ロッシー:それはゆくゆく、あれがそうだったのかなとなるし、なんないのかもしれないし。違う人が出てくるかもしれないし。

山口:そうなんですね、でも若いので、とても可能性を感じますよね。

ロッシー:でもそれは一人に固執しているわけじゃないから、団体としては。次の選手、次の選手と。また夏にもデビューさせなきゃいけないから。

山口:じゃあ道場にも練習を見に行ったりするんですか?

ロッシー:いや、ほとんど行かないですね。見ないけど、人の評判って大事じゃないですか。だから選手にも聞きますもん、今あの子どんな感じ?とか。それで情報を得たりはしてますね。

山口:選手が一番お互いを見ているところはありますよね。

ロッシー:この選手間の中で認められることも大事じゃないですか、俺がいきなりこいつだと言っても周りに認められなきゃいけないし、認めさせなきゃいけないし。だから情報はよく聞くんですけど、昨日渡辺桃のことを聞いたらある選手が「もう伸びしろしかない!」って言ってましたよ。

山口:そうですね、そしてベルトを失ったイオ選手や岩谷選手も今後どうなるのか興味があります。

ロッシー:そうだね、岩谷麻優ははっきりしない立場にいるからね。でも彼女は1期生でスターダムの象徴でもあるんですよ、彼女がいなかったらスターダムは全く違ったもの。彼女が残っていることで初期のスターダムのイメージを1人で保ってますね。後はどんどん新陳代謝をしてるからね、ジャングル叫女なんてまだ3年、2年半だっけなデビューして。みんなそうだな、桃も3年くらいか。

関連記事

おすすめ情報

プロレスTODAYの他の記事もみる
主要なニュースをもっと見る
社会のニュースをもっと見る
経済のニュースをもっと見る
政治のニュースをもっと見る
国際・科学のニュースをもっと見る
エンタメのニュースをもっと見る
スポーツのニュースをもっと見る
トレンドのニュースをもっと見る
生活術のニュースをもっと見る
地域のニュースをもっと見る

スポーツ アクセスランキング

ランキングの続きを見る

スポーツ 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る

記事検索