広島出身で陸上男子100mの日本記録保持者の 山縣亮太(31)が、足の治療に専念するため、パリオリンピックを断念することを明らかにしました。

山縣亮太 選手
「3月ごろから右足に違和感がありまして、現在まで万全な状態で走ることができていません。違和感の原因の特定と治療に専念するということにしました。結果として(来月の)日本選手権を含めた試合を辞退する。そして、パリオリンピックの出場をあきらめるということを決定しました」

山縣は先月、広島で開かれた織田記念に出場しましたが、自己ベストに0.5秒以上遅れ、右足の不安を口にしていました。レースの数日後に4度目のオリンピックをあきらめる決断をしたということです。

山縣亮太 選手
「今後の大会というのは足の状態をみて判断していきたいというふうに思います」

小宅世人 アナウンサー
引退するわけではなくて、また体をしっかりと調整して世界の舞台を意識していくという話をしていました。

青山高治 キャスター
今まで何度も何度も苦しい状況を乗り越える姿を見せてくれた山縣選手ですからね。

小宅世人 アナウンサー
これから山縣選手の復帰にも注目していきます。