2020年5月8日、仏国際放送局RFIは、中国の4月の輸出増は長続きしないとする記事を掲載した。

記事は、新型コロナウイルスの影響で世界的に経済が滞っている中で、中国の4月の輸出が前年同月比3.5%増となったと紹介。多くの人の予想に反して増加となったのは、今年初めから中国の輸出が滞っていた分を輸出したためとの見方があるという。

これについて、中国経済を専門に研究するフランスのコンサルティング会社・DCA-Chinaの関係者は、「中国の4月の輸出が増加したことは相対的に見るべきだ。今年に入ってからの4カ月は、昨年同期比で6%減少している。さらに細かく見てみると、輸出先は中国の隣国ばかりであり、つまり東南アジア諸国連合(ASEAN)である。ASEANは中国の輸出が増加している唯一の地域であり、中国のその他の顧客では輸出はいずれも減少している」と指摘した。

同氏はさらに、「中国の4月の輸出増加は長続きするわけがない。中国の輸出は、マスクやその材料を含む繊維製品以外ではすべての項目で縮小している。中国当局は、衰退方向に向かっている世界経済に期待することはできない。したがって中国当局は、外部からの需要低下という打撃を受け止めるため、全力で国内経済を促進させている」と語った。(翻訳・編集/山中)