仏RFIの中国語版サイトは9日、中国国内での知的財産権訴訟について「模倣された側の外国企業が続々と勝訴している」とする記事を配信した。

記事はまず、「香港メディアによると、西側の企業は長年にわたって中国市場で安価な模倣品による利益侵食に苦しめられてきた。だが中国の裁判所が最近、侵害訴訟で相次いで外国企業に勝訴の判決を下すようになり、ムードは大きく変わっている。中国の関係当局もまた、特許出願業務を見直し、登録による悪用を抑制するための取り組みを強化している。ある外国企業の弁護士によると、米国企業による訴訟は困難に直面するのが常だった昨年と比較して、現在は状況が完全に逆転し、外国企業は大きな事件で勝ち始めている」とした。

記事は、その例として、上海市浦東新区人民法院が今年4月、中国の運動靴ブランド「New Barlun」に、米国の運動靴ブランド「New Balance」に対する商標侵害があったとして賠償金1080万元(約1億6300万円)の支払いを命じる判決を下したことや、江蘇省蘇州市の裁判所が3月、広州霊動創想文化科技公司に、カナダの玩具メーカー「Spin Master」に対する特許侵害があったとして、賠償金1550万元の支払いを命じる判決を下したことを紹介した。

その上で、知財法律事務所RouseのDouglas Clark氏の話として、「今年1月の米中間の貿易交渉をめぐる第1段階の合意に加えて欧州連合(EU)との継続的な交渉のおかげで、国際的な圧力が中国の裁判所に知財をより保障する行動を取らせている。こうしたことが、この種の訴訟が増えた要因の一つだ」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)