2020年7月13日、韓国・ニュース1は、新型コロナウイルスの感染拡大で危機に陥った同国内の航空各社について、「国際線の運航を続々と再開しているが、需要回復の見通しは立たない状況だ」と伝えた。

アシアナ航空は12日に仁川(インチョン)〜南京(中国)の運航を再開した。新型コロナの影響で運行を中断してから105日ぶりのことという。中国のみならず今月から、仁川〜ロンドン、仁川〜パリ、仁川〜イスタンブール(トルコ)などの路線も再開する。

大韓航空も今月から仁川〜広州(中国)路線を再開。米国のワシントンやロサンゼルス、英国のロンドン、ベトナムのハノイなどを結ぶ路線の運行回数も徐々に増やしていく予定という。

また、エアプサンやジンエアーなど、韓国の格安航空会社(LCC)も、今月から国際線運航を再開する。

国内航空各社は続々と国際線運航を再開しているが、今年上半期の国際線旅客の需要は、前年比2%にも満たず、第2四半期(4〜6月)の赤字幅はさらに拡大することが懸念されている。

各社で差はあるものの、国際線の売上高は全体の70〜80%を占めている。しかし、夏季を含め、年末まで入国制限措置が続くことも予想され、航空業界はますます頭を悩ませている。記事は「今月から運行を再開する路線も、夏の旅客需要を見込んだものではなく、ビジネス客など特定の顧客の需要をまずは確保することを目的としたものと見られる」と伝えている。

航空業界関係者は、「旅行需要が平年並みに回復するのは少なくとも3年はかかるだろう」と指摘。「それでも航空各社が国際線再開に積極的に乗り出すのは、新型コロナのワクチンができ、入国制限措置が解除された時に、旅行需要を先んじて取り込むことができるからだ」と話している。

記事は「ほとんどの国がビジネスの出張でない場合、2週間の隔離義務などの措置を取っており、旅行需要が回復するには、まだ時間が掛かるものと見られる」と伝えている。

このニュースに、韓国のネットユーザーからは、「今の状況では海外旅行は難しいよ」「今はどこに旅行に行ったとしても歓迎されない」「ワクチンや治療薬ができるまでは我慢しないと」「隔離措置が無くならなければ、海外に行くことは夢物語」などと、国際線の利用には依然、慎重であることをうかがわせるコメントが多く寄せられている。

その他、「飛行機は今や、特別な目的がないと乗れなくなってしまった」と嘆く声や、「1日も早くワクチンや治療薬が開発されるといい」と願うコメントも寄せられている。(翻訳・編集/関)