閉鎖されていた大型撮影基地での撮影再開が報告される中、人気スターが出演するドラマも撮影を再開するとの報道に対し、ファンを中心に集団抗議が発生。制作側が慌てて否定する事態となっている。

新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大の影響で、浙江省にある巨大撮影基地・横店影視城では先月末から全面封鎖に入っていたが、今月10日に意見書を公表し、13日から部分的に撮影を再開することを明らかに。同地で撮影中の作品に出演する俳優や女優のファンから、「危険すぎる」と抗議の声も上がっている。

そんな中、同じ浙江省にある撮影基地・象山影視城で先月初めにクランクインし、現在は撮影が中断されている時代劇ドラマ「青簪行」が今月15日に再開するとの情報がネット上に登場。現地にとどまっていた500名前後のスタッフやエキストラに加え、それ以外の所から戻ったスタッフをわずか7日間隔離したのち、職場に復帰させるとの情報も飛び出した。

「青簪行」は、韓国の人気グループEXOの華人メンバーだったクリス(呉亦凡/ウー・イーファン)が時代劇ドラマに初挑戦する注目作。共演者には人気の若手女優ヤン・ズー(楊紫)が起用されている。人気スター2人が出演するだけに、撮影再開の話題には2人のファンを中心に批判の声が上がり、集団抗議へと発展。事態を重く見た制作側では、「15日再開は事実ではなく、実際の時期については象山影視城の決定に基づいて対応する」とのコメントを発表している。

現在、各地の撮影基地の封鎖はすでに20日以上にも及んでいる。撮影を1日中断すると100万元(約1600万円)を超える損失を生むと言われるだけに、危険を冒しても再開しようとする作品の情報が次々に報告されている。なお、象山影視城では10日に提議文書を公表し、撮影再開後の撮影現場や大道具、小道具のレンタル料金の減免などを盛り込み、今回の緊急事態への早い対応を見せている。(Mathilda)