一時はお蔵入りの危機も報じられた女優ファン・ビンビン(范冰冰)の主演ドラマ「贏天下」(巴清伝)について、制作会社が修正期限と引き渡し期限をそれぞれ延長することを発表した。

5億8000万元(約90億円)を投じた大型時代劇ドラマ「贏天下」はもともと、「巴清伝」のタイトルで2017年に完成し、オンエア待ちだった。しかし、主演俳優のガオ・ユンシャン(高雲翔)に女性への性的暴行事件が、続いてヒロインを演じるファン・ビンビンに巨額脱税騒動が持ち上がり、相次ぐ不祥事によってお蔵入りの危機も報じられていた。

制作会社の唐徳影視公司は昨年10月、6000万元(約9億円)を追加し、部分的に撮り直しを行うことを発表していた。これに続いて今月22日に声明文を公示し、修正期限を当初の予定から2020年4月30日へと延長すること、配信権を取得している天猫技術有限公司に対し、当局の検閲済みの完成版を同7月15日までに引き渡すことを明らかにした。

紆余(うよ)曲折を経た「贏天下」については、問題を起こした主演2人を別の俳優に入れ替えているのかが気になるところだが、新たなキャスティングは一切公表されていない。昨年11月初めには、秦の政治家・呂不韋(ろ・ふい)役で出演する俳優チャン・グオリー(張国立)が、再び同じ衣装で撮影に入る姿が目撃され、撮り直しが始まっていることが明らかになっていた。(Mathilda)