中国の女優ファン・ビンビン(范冰冰)の巨額脱税騒動などでお蔵入りの危機も報じられた大型時代劇ドラマ「巴清伝」(贏天下)について、撮り直しを終えたことを制作会社の唐徳影視公司が明らかにした。

5億8000万元(約87億円)を投資し、「アジアで最も投資額の大きいドラマ」と注目された「巴清伝」は、戦国末期を舞台にした大型時代劇。2017年の完成当時、江蘇衛星テレビと東方衛星テレビが放送権を取得し、合わせて4億6500万元(約70億円)とこれも過去最高の金額が報じられていた。しかし、主演俳優のガオ・ユンシャン(高雲翔)に女性への性的暴行事件が、続いてヒロインを演じたファン・ビンビンに巨額脱税騒動が持ち上がり、相次ぐ不祥事によってお蔵入りの危機もささやかれていた。

制作会社の唐徳影視公司は昨年10月、6000万元(約9億円)を追加し、部分的に撮り直しを行うことを発表。さらに今月26日、昨年度の業績修正公告を発表し、「巴清伝」がすでに撮り直しを終了してほぼ完成したことを明らかにした。

唐徳影視公司によると、撮り直しを終えた「巴清伝」は発行許可証もすでに取得したが、もともと出演者の不祥事によって放送が差し止められたのが原因か、まだ放送許可を得られていないとのこと。中国メディアでは、「巴清伝」がテレビ放送あるいはネット配信にこぎ着けるには、まだしばらく時間がかかる見通しだと報じている。(Mathilda)