韓国で沈んだままのセウォル号、今や穴だらけで遺体流失の懸念も

2017年1月11日、韓国・JTBCテレビは、14年4月に沈没し海底に沈んだままになっている旅客船セウォル号の船体引き揚げについて報道、証拠隠滅目的との疑念が残る作業が行われていると伝えた。

セウォル号引き揚げを請け負った中国企業・上海サルベージは当初、引き揚げには船体に2個の穴を開ける必要があるとしていた。しかしJTBCが海洋水産部の資料を基に分析したところ、船体にはすでに100以上の穴が開けられていることが判明した。浮力材を設置・固定するための縦横25センチの穴が60個、エアバッグを入れるための縦横最大1.5メートルほどの穴が13個、船内にたまった水を抜くためとして船体下部に開けられた穴が34個、これにテスト用の穴19個を加えると、全部で126個に達する。行方不明者の遺体や遺留品が流れ出すのを防ぐネットを設置したとはいうものの、引き揚げを待つ家族や関係者の心配は尽きない。

また、いかりやマスト、乗り降り用はしごなど、船のさまざまな部品が「引き揚げの邪魔になる」として切断され、事故の真相究明に支障を来すのではとの懸念も出ている。事故の特別調査委員会が「船が左に大きく傾いた原因究明のための重要装備」と指摘していたステビライザーと呼ばれる14の構造物もすでにすべて取り外されてしまった。しかもこうした構造物の切断は、引き揚げの手法を変更した現在では不要な作業だ。そのため犠牲者遺族などからは「なぜあえて難しい手法を使おうとして船体を傷つけたのか。証拠隠滅のためとしか思えない」などの声が上がっている。

この報道に韓国のネットユーザーからも多数の声が寄せられた。

「中国企業に引き揚げを任せたことも、時間稼ぎをしていることも、証拠隠滅のための行為と断定せざるを得ない」
「遺体がなくなるまでわざと引き揚げないといううわさがあったけど、事実みたいだね」
「証拠隠滅は確実だな」

「それでも真実が沈むことはない」
「当初、サムスン重工業が引き揚げを助けてくれると言ってたのに、遺族はなぜ断ったの?」
「現代(ヒュンダイ)が無償で引き揚げるというのも断ったじゃないか」

「おかしな女性一人のせいで国が国じゃなくなってる」
「事故から1000日過ぎても引き揚げられないでいるのは、やっぱり意図的だと思う」
「無理やり陰謀論に結び付ける説が広まっているのはどうかと思うが、いずれにしても真実は必ず明らかにすべきだ」(翻訳・編集/吉金)

ニュースをもっと見る

関連記事

レコードチャイナの他の記事もみる

国際・科学の主要なニュース

国際・科学のニュース一覧へ

15時10分更新

国際・科学のニュースランキング

ランキングの続きを見る

東京の新着ニュース

東京のニュースをもっと見る

記事検索