ソウルの子どもたちがおびえる児童公園に、「これじゃ大人公園」の声

2017年8月7日、韓国・ヘラルド経済は、ソウル市民の憩いの場となるべき公園の恐ろしい実態を伝えた。

龍山(ヨンサン)区に暮らす30代の女性は子どもに、近所の児童公園には絶対近づかないようにと言い聞かせているという。6日午後8時ごろ公園を訪ねると、なるほど、汗や生ごみの悪臭が漂う中、ベンチや遊具の下に焼酎の空き瓶が転がり、ホームレスが言い争いをしている。女性によると「毎年夏になると繰り返される光景」だという。

ソウル市内には2136カ所の公園があるが(昨年12月時点)、昨年警察庁や市が実施した安全検査では、このうち約4分の1に当たる557カ所の安全等級が「普通以下」の「レッド」または「イエロー」と判定されたそうだ。

同調査は、公園一帯の「不安要因」「住民世論」「個人の意見」を部門別に計量化(1点:安全、2点:普通、3点:危険)して行う。1部門以上で2点を受けた「イエロー」は539カ所、また1部門以上で3点を受けるか、ここ1年で殺人(未遂)や強盗などの重大犯罪が5件以上発生、または窃盗・飲酒などによる通報が16件以上あった「レッド」は18カ所だった。

児童公園も例外ではない。全1107カ所のうちイエロー等級が292カ所、レッド等級が9カ所など、一般公園と似たような結果となった。

それでも、ソウル市は「体系的な管理の末、一昨年よりも状況は良くなった」としている。実際、2015年の調査では、全2107カ所中イエロー等級は659カ所、レッド等級は26カ所と、昨年に比べていずれもその割合が高かった。

市の関係者は「レッド等級を受けた18カ所を中心に安全対策を積極的に講じる」と話す。「すでに12カ所では、今年の上半期中に防犯カメラを追加で設置し、化粧室も非常ベルを置くなどの作業を終えた」とも説明しており、「今年10月からの検査ではより良い結果を出したい」と意気込みを語った。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「はは、児童公園なのに大人公園だね」と現状を皮肉る声や、子を持つ母親から「真っ昼間でさえ怖くて子どもを公園で自由に遊ばせられないのが韓国の現実。親が一緒に行っても気が休まらない」など心配の声が上がっている。

しかしその一方で、「ホームレスも問題だけど、中高生も同じ」「夜になれば酔っ払いに不良生徒など、あらゆる犯罪の温床だ」と指摘するユーザーも相次いでおり、「外国のように道端で飲酒できないようにすれば公園も海水浴場もきれいになる」と屋外での飲酒禁止を求める声もあちこちでみられた。

中には、「自由もいいけど、決まりを守らないことに対する確実な罰金制度や法律的な制裁が必要だと思う。自由と義務・責任が共存する大韓民国であることを願う」との意見も寄せられた。(翻訳・編集/松村)

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