D&Gの「中国侮辱」動画に出演した中国人モデル、騒動に初めて言及

2019年1月22日、観察者網によると、イタリアのファッションブランド・ドルチェ&ガッバーナ(D&G)が昨年末に発表した動画に出演していた女性モデルが、撮影の状況などについて初めて説明した。

D&Gは昨年11月21日に上海で大型イベントを開催するに当たり、その数日前に宣伝動画を公開した。動画では、D&Gの服を着た中国人女性が中国料理店で箸を使ってパスタやピザなどを食べようとするシーンがあったほか、モデルの大げさな表情や「中国式発音」の英語ナレーションなどが不適切だとして中国のネットから批判が噴出した。この影響でショーは中止となり、同ブランド製品に対するボイコットの動きが起こり、モデルの女性に対する非難の声も一部で飛び出した。

記事によると、この動画でモデルを担当していたという女性がこれまでの沈黙を破り、21日に中国版ツイッター・微博(ウェイボー)上で今回の騒動に関する長文を掲載した。

文章の中で女性は自身を「大学を卒業したばかりのモデル」とし、「D&Gとの打ち合わせがあったのは11月7日。面接を受けるまで、何のブランドのどんな撮影なのか知らなかった。撮影当日の12日は直接、中国料理店へ行かされたが、現場の人たちはみんなイタリア語を話しており、コミュニケーションは英語で取るしかなかった。そして、内容をあまり聞かされないまま撮影が始まった」とした。

また「監督から箸でカンノーロ(イタリアを代表するスイーツ)をつまみ上げるよう要求された時には『冗談でしょ?』と言った。監督はさらに驚きや戸惑いの表情、口を押えて笑うといった動作を求めてきた。それには応じたが、気まずさを感じ続けた」とつづっている。

そのうえで、中国のネット上から出ている批判に対しては「プロモデルが引き受ける商業的な撮影に関しては、モデルはその完成作を事前に見る資格もなければ、意見する権利もない。また、作品を発表する前に撮影に関する情報を公開することも許されない。違反すれば高額な賠償を請求される」と釈明。「今回の仕事が、自分のモデル事業を棒に振ってしまうことになるとは思ってもいなかった」としている。(翻訳・編集/川尻)


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