中国初の原爆はどのように誕生したか―中国メディア

2019年9月29日、環球時報は、中国初の原爆が誕生した経緯を紹介する記事を掲載した。以下はその概要。

1964年10月16日、中国初の原爆実験が行われた。この実験の背景には、無数の科学研究従事者による静かな貢献があった。

63年初め、「1年後の核実験に向けて、原子爆弾の『大脳』と言える遠隔操作、遠隔測定設備を開発せよ」という指令が、人民解放軍国防科学技術委員会第10研究院第19研究所に下った。

当時、米国や西ヨーロッパなどの核保有国は中国に対して厳しい技術封鎖を行っていた上、60年にソ連の専門家が中国から撤退した際に関連技術資料をすべて持って行ってしまった。参考になる材料がほとんどない状況での困難を極める任務に、従事者たちは毎日のように夜中まで作業に励んだ。

そして、約7カ月の苦闘を経て研究チームは遠隔操作、遠隔測定システムのサンプル第1号を完成させ、翌64年6月には核実験を行うための各種測定や連携テスト段階に入った。

しかし、同10月初めに原爆実験を直前に控えたある日、制御ステーションの信号が不通になるというトラブルが発生した。回路や部品を1つ1つしらみつぶしに検査し、まるまる11時間かけてようやく問題を発見して修正した。そしてついに同10月16日に中国初の原爆実験が行われ、無事成功した。

実験の成功により、携わった研究者たちは大きな功績を挙げた。しかし、彼らの家族はその功績を長らく知ることはなかった。秘密任務により数カ月家を空けるという以外、何も知らなかったのだ。彼らは定年退職を迎え、国が徐々に情報を解禁するにつれて、ようやくわが子に核実験に参加した話をし始めたのだった。(翻訳・編集/川尻)


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