2020年1月14日、環球時報は、「西側メディアは中国について主にポジティブな報道をしている」という調査結果に異議を唱える記事を掲載した。

記事は、近ごろ「海外メディアが中国のネガティブな報道に熱中しているか否かを、ビッグデータが教えてくれる」とする文章が注目を集めていると紹介。米ジョージタウンの教授が2013年に開発したニュースデータバンクのGDELTプロジェクトを用いて各国のメディアの報道姿勢について評価を行ったというその文章の作者は、「最も偏見のあるメディアは中国メディアの可能性がある」「西洋の大国メディアによる中国についての報道は、称賛が主体である」との結論を出したという。

この結論について記事は「問題を指摘する必要がある」とし、「人々が注目しているのは、西側メディアの対中報道がポジティブかネガティブかという問題であり、それを『ポジティブな言葉を使っているか、ネガティブな言葉を使っているか』に置き換えてしまっていいのだろうか」と疑問を呈した。

具体的な例として記事は、昨年香港で発生した大規模な暴動について一部の欧米メディアが「美しき風景」と形容していたことに言及。「この報道に用いられたポジティブな言葉は、中国を称賛するためのものだと言えるのか」と指摘した。

そのうえで、「技術は研究手段を豊かにするが、研究をするのは結局のところ人間だ。美しいパッケージによるミスリードを避けること、特に『西側メディアは中国について主にポジティブな報道をしている』などという明らかにおかしい、笑いさえこみ上げるような結論を避けることこそ、人々が重視し、努力して解決すべき大きな問題なのだ」と評している。(翻訳・編集/川尻)