2020年3月19日、韓国・ニュース1は「新型コロナウイルスが世界に広がる中、韓国の対応が模範事例となっている」と伝えた。米ロイター通信が18日付(現地時間)の報道で「世界最高の医療レベルを誇っていた米国を抑えて、韓国が世界最高の新型コロナ診断国となった秘訣」を分析しているとし、その内容を詳細に伝えている。

記事によると、ロイターは「韓国は発病初期に政府と民間が迅速に動き、診断キットの準備に着手した。中東呼吸器症候群(MERS)流行時の防疫ミスの経験を教訓に、ドライブスルー方式の検査を導入するなどの創意性も発揮し、予想外の発病者急増にも迅速に対応した」と評価した。

また、「1月下旬、中国では新型コロナウイルス感染症発病例が急増していたが、韓国ではわずか4件だった。それにもかかわらず韓国政府は効果的な診断キットの必要性を考え、メーカーに迅速な規制承認を公言した。2月4日には疾病管理本部がKogene Biotech社に新型コロナ診断キットの緊急使用承認を出し、その後他メーカーも相次ぎ診断キットを開発。テスト方法に関する情報を公開したことで、診断キットの開発に拍車をかけることができたという。さらに2月中旬以降、毎日数千人を検査できるドライブスルー方式の選別診療所を開設し、韓国は世界から注目を浴びた」と伝えた。

さらに、「2月中旬に大邱(テグ)の新興宗教施設、新天地イエス教会で集団感染が発生するという危機もあったが、韓国政府は迅速に対応しており、大邱の新規感染者は現在、ピーク時に比べて大幅に減少した」とも伝えている。

一方、米国の対応については「韓国の迅速な対応とは対照的」だと指摘。「米国は韓国と同じ日に初事例が判明したが、キット需要に迅速に応じることができなかった。人口3億3000万人の米国で、記事配信時までに実施された検査は約6万件に過ぎず、診断結果が出るまでの時間も、韓国の6時間に対し、米国は数日かかる上、欠陥も多い。その結果、米国は感染者の規模や、どこに集中しているかなどを完全に把握できずにいる」としたという。

米誌タイムも「米国のキット不足は恥辱であり、感染症と戦う準備ができていなかったと映る」と批判。韓国が初期からキット開発のため民間を活用したのに対し、米国は慣例どおり、米疾病対策センター(CDC)のキットに依存したためという。

ロイターはまた、「韓国がリスクを甘受し、まずキットを活用した上で効果性を改善していったのに対し、米国は使用前に正確性を高めようとしていた」こと、「韓国が検査対象を全方位に拡大している時、米国は中国などのホットスポット訪問者や感染者に接触した人物だけを検査対象とした」ことも、拡散を抑制する機会を失った原因に挙げている。

先週、米下院で開かれた非公開会議で、ラウル・ルイズ議員(民主党)は「米国食品医薬品局(FDA)やトランプ政権を「なぜ米国は韓国のようにできないのか」と猛非難し、韓国のドライブスルー方式の導入を提案した。韓国からの検査キット購入を検討する必要にも言及したという。

ロイターは最後に「その後、米国でも一部医療機関・地域でドライブスルーの導入が進んでいる。また、韓国の診断キットは全世界からラブコールを受けており、韓国製キットは不正確だと批判していた米国もそのうちの一つだ」と伝えたという。

韓国のネットユーザーからは「今回の新型コロナへの対応を見て、韓国は先進国だと確信したよ」「海外居住です。祖国、韓国を誇りに思います」などの喜びの声が多く寄せられている。

特に「MERSを教訓に?当時の政権が今、執権していたとして、うまく対応できたと思うか?それは違うと思う。現政権は、本当に世界最高だということだよ」「過去を反面教師にしたのではなく、故盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が作った災害マニュアルをアップグレードさせた成果だ」「公務員は以前のまま、国民も同じだ。変わったのは大統領だけ。1人の大統領が変わるだけで、天地の差が開く。リーダーとはそれだけ大事なものだ」「文在寅(ムン・ジェイン)政権は迅速によく対応している。新天地の問題さえなければ、今頃は終息していただろう」など、文在寅政権を称賛するコメントが多く見られる。(翻訳・編集/麻江)