2020年3月23日、韓国・朝鮮日報は、20日に開かれた新型コロナウイルス感染症対策を協議する韓国政府の諮問会議で、政府側から出席した諮問委員に向け、マスクを外すよう促す呼びかけがあったと報じた。記事は、「出席者全員がマスクをしないまま、会議は約2時間進行した」と伝えている。

記事によると、ソウル市内のホテルで開かれた会議で、保健福祉部の尹泰皓(ユン・テホ)公共保健政策官が、出席した諮問委員6人に対し、会議開始前に数回にわたり「マスクを外して会議を」と呼びかけた。会議は約30平方メートルの会議室で行われ、委員4人がマスクをしていたが、最終的に全員が外したという。また、朴凌厚(パク・ヌンフ)同部長官はマスクをせずに出席したという。

記事は、「大統領府が9日に『大統領府の会議の参加者はマスクを着用しなくてもいい』と見解を示したことが影響を及ぼしたという分析も出ている」と指摘。一方、同国の医師協会の会長は「医学的勧告よりも、(大統領府の指針など)政治的な考えを優先したものだ」と話しているという。

これに、韓国のネットユーザーからは、「理解できない。(尹政策官が)自分だけ外したらいいのでは?」「マスクを着けて来たのにあえて外せと言うのはなぜ?」「政府の指針はマスクがない場合の話でしょ?着けているマスクをあえて外す必要はない」「委員たちが感染したら誰が責任を取るのか?」「政府のやっていることはおかしい」「政治的ショーはやめて仕事して」などと、批判の声が多く上がっている。 

また、「(医師である)委員がマスクをしない姿を見せて、安全だとアピールしたかったのでは?」「(マスクをしていない委員の姿から)マスクの供給が難しくなっていることを示したかった?」といった憶測も出ている。(翻訳・編集/関)