2020年5月7日、一部の海外メディアが「中国が医療物資の輸出を制限している」と報道したことについて、中国商務部が反論した。

7日に行われた商務部の定例記者会見で、米メディアが「中国は大量の医療物資を貯蔵しており、輸出を制限して米国や世界のウイルスとの闘いに影響を与えている」と報道したことに関する質問があった。

これに対し、商務部の高峰(ガオ・フォン)報道官は、「生命は何よりも尊い。中国は増加し続ける国際社会の防疫物資に対する需要を満足させている一方で、品質の管理監督を強化し続けており、秩序正しい輸出を体系化し、合格した防疫物資を国際市場へ提供している」と回答した。

その上で高報道官は、具体的なデータを提示。「3月1日から5月6日までで、中国は市場からの調達により、すでに194の国・地域に防疫物資を輸出した。このうち、77の国・地域と6つの国際組織が公式ルートを通して中国と216の医療物資購入契約を結んでいる。また、71の国・地域と8つの国際組織が中国企業と128の買い付け交渉を行っている。中国税関の統計によると、4月1日以降、中国の防疫物資輸出には明らかな増加が見られる」とした。

このほか、輸出品の品質を厳格に管理するため、商務部は関連部門とともに「秩序正しい医療物資の輸出実施に関する公告」と「防疫物資輸出の品質管理のさらなる強化に関する公告」を相次いで公表し、非医療用マスクの輸出品質の管理を強化していると説明。同時に、商務部は他の関連部門と協力し、厳格に模倣品や粗悪品を取り締まっているとした。さらに、違法行為の取り締まりを強化し、国内市場で取り締まった不合格品やその企業のリストを公表しているという。

高報道官は、「商務部は防疫物資市場と輸出品質を管理することで、国際社会が新型コロナウイルスと闘うことをより効果的に支持する」と語った。(翻訳・編集/山中)