中国の通信大手・中国移動(チャイナ・モバイル)はこのほど、通信機器大手のファーウェイ(華為技術)と協力し、世界最高峰・エベレストに5G(第5世代移動通信システム)の基地局を開設したと発表した。

基地局が設置されたのは海抜6500メートルに位置する前進キャンプで、高さは世界最高。頂上エリアもカバーする。同社はエベレストで計5カ所の基地局を運営、登山をはじめ科学的な観測やライブ配信などに使われる通信インフラを提供する。

6500メートル地点での基地局建設に同社から150人余りが参加したほか、ファーウェイから20人余りが派遣され、24時間体制で技術協力したという。

世界最高峰での5G通信インフラの整備を支える――。そんなファーウェイの任正非(レン・ジョンフェイ)CEOがこのほど、自社と重ね合わせて共感を覚えたと語ったのが、上海のバレエ団がマスク姿で練習に打ち込む映像だ。

映像は、新型コロナウイルスが猛威を振るっていた2月17日に撮影されたもの。任氏は苦境にあるダンサーらが休むことなく練習に打ち込む姿と、ファーウェイが困難な状況を物ともせず技術の向上に取り組むのは同じである、決して諦めない心はファーウェイ精神にも通じるものがある、と感じたという。

任氏はかつてエベレストに基地局を建設することについて、「稼げないかもしれないが、登山者の命を救うことができるかもしれない」と語っていた。(編集/レコードチャイナ編集部)