韓国・ニュース1は7日、「新型コロナウイルス感染症の拡大から6カ月、コロナが韓国に残したものは『韓国は先進国だ』という事実だ」とし、「新型コロナによって韓国人は、韓国が先進国であることに気が付き、国へのプライドも高まった」と伝えた。ただ、ネットユーザーからは反論も出ている。

記事はまず、「新型コロナウイルスへの対応で世界各国が弱点をさらした」「米国、英国、イタリアなどの先進国も社会保障制度の不備や医療システムの問題などが明るみに出た」と指摘。一方で、韓国は「こうした先進国より少なくとも医療システムは上だと考えざるを得ない状況となった」とし、「今まで気付いていなかったが、韓国はすでに先進国になっていた」「新型コロナを機に、韓国は一流国だという認識を世界中に植え付けた」と伝えている。

まず世界に注目されたのは「韓国の診断能力」だとし、「先制的で攻撃的な検査のおかげで、韓国は初動防疫に成功できたと評価された」としている。「先端技術と結合した韓国の防疫システムは、海外メディアから連日、称賛を受けた」「世界に防疫の模範を示し、K防疫という新語が生まれた」「ドライブスルー検査は空前のヒット商品となった」などと紹介している。

さらに、「外国メディアの韓国称賛リレーはこれにとどまらない」とし、「『世界各国で生活必需品の買いだめが起きているが、韓国だけは例外』と外国メディアが先を争うように報じた」とも紹介している。英BBCは「(韓国)国民は毅然とした態度でコロナに対処している」と評し、「韓国は朝鮮戦争後、70年間南北分断の状況にあり、危機が生活化しているため、コロナの危機にも肝が据わった態度を見せている」と分析していたという。

また、「韓国の民主主義への称賛も相次いでいる」とし、「4月に国会議員総選挙投開票が行われたが、外国メディアは『韓国はコロナの中でも選挙を行う唯一の国』『韓国は世界の民主主義の灯火』『米国も見習うべき』など賛辞を送った、とも伝えている。

特に記事は「韓国称賛リレーのピークは米紙ワシントン・ポストだった」として、同紙が「韓国は為政者ではなく国民が賢い国」と評価したことも紹介。韓国では感染者の動線を追跡し情報を公開しているが、これについて同紙は「市民は公益のために喜んで私益を放棄した。西欧ではプライバシーの侵害を理由に、このような政策は望めない」としたという。

6月に入ると、韓国では首都圏の教会や物流センターで集団感染が発生。1日の感染者が2桁台に達した。この時は外国メディアの韓国称賛もストップしたというが、記事は「韓国だけの現象ではない」「世界が急ぎ経済を再開させたことで、再びコロナが世界中にはびこるようになった」と説明している。米国は1日で5万人以上の感染者が続出し、日本も3桁の感染者を出している中、韓国の新規感染者は2桁台を維持しているとし、「善戦している」とも評した。

先月KBSが実施したアンケート調査の結果によると、回答者の83.5%が「韓国は先進国だ」と答えたという。このうち、既存の先進国に比べて「韓国がより優秀だ」とした回答は58%、「同等だ」が25.5%だった。1年前の同じ調査では、回答者の57.4%が「韓国は希望のないヘル朝鮮(地獄の韓国)だ」と答えていたという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「関係者の方々のご苦労に感謝します。韓国を誇りに思います」など肯定的な声が寄せられている。

ただ、多くは「また自画自賛が始まった(笑)」「たくさんの人が危険を感知し、しっかりマスクをして過ごした結果だよ」「国民がちゃんとマスクをする国はマシ、そうじゃない国は感染が広がっている、というだけでしょ。何を言ってるんだか」「じゃあニュージーランドは『特先進国』か?」「ニュージーランドは感染者0人だし、マスク購入5部制度は台湾のほうが早く導入した。韓国も頑張っているが、あまり浮かれないようにしよう」「住宅問題のせいで結婚を諦めなきゃならない国が先進国だって?」など、否定的な内容となっている。(翻訳・編集/麻江)