米国で白人警官に押さえつけられた黒人男性のジョージ・フロイドさんが死亡した事件をきっかけに人種差別に抗議する声が高まる中、米医薬品・健康関連用品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が、主にアジアや中東で販売されてきた一部の美白製品の販売中止を決めた。

時事通信やNHKなどの報道によると、同社は、スキンケアブランド「クリーン&クリア」や「ニュートロジーナ」の美白製品のアジアや中東での販売を取りやめる。同社は販売中止について、ニューヨーク・タイムズに対し、「こうした製品が、白い肌こそがよいとの印象を与えているという指摘が寄せられたが、当社にはそうした意図はない。健康的な肌こそが美しい」と説明しているという。

中国のネット上に24日掲載された「美白製品の販売中止、私たちの思いを考えたことはあるのか」と題する記事は、こうした経緯を紹介した上で、「美白製品に抗議している人たちは、スキンケアブランドがすべての美白製品を販売中止にすることを望んでいるようだ。だけどそれって馬鹿げたことだと思う」「国が異なれば文化的背景も異なる。肌の色に対する考え方が異なるのも当たり前のこと」「美白を求めるのは東洋の審美意識。差別ではないことを認めてほしい」「美白は、多くの東洋人にとって、とても需要のあるもの」「Black Lives Matter(黒人の命は大切だ)運動が世界的に広がる中、私たちが重視すべきなのは平等や権利。ただひたすらに美白製品をボイコットすることではない」「小麦色を追求するのであれ、白さを保とうとするのであれ、肌の色が差別を受ける理由にはならない」などと主張している。(翻訳・編集/柳川)