2020年6月26日、外務省傘下の日本国際問題研究所が「1905年以前から日本人は竹島で漁業を行っていた」との証言を紹介する映像を公開し、韓国のネット上で注目を集めている。

映像は2019年7月6日に撮影されたもので、当時86歳の佐々木恂さんが幼いころに祖父の石橋松太郎さんから聞いたという竹島の話をしている。その内容は、石橋さんが竹島でアシカ猟をし、アワビを採っていたというもの。

研究所は石橋さんについて「竹島のアシカ猟のパイオニア」と紹介。「明治後半には竹島のアシカ猟から撤退した」とし、「佐々木さんの証言から明治38年の竹島島根県編入以前の竹島での漁業の実態を知ることができる」と説明している。

研究所は今後も、島根県隠岐の島町を中心に約5人の竹島関係者の証言を撮影し、順次公開していく予定。また、英語や韓国語の字幕が入った映像も制作する計画で、「竹島関連の証言映像を国内外に公開することで、竹島が日本の領土であるという認識がさらに深まってほしい」と話しているという。

韓国ではこの映像を複数のメディアが「これを証拠に領有権を主張するのはこじつけだ」と批判的に取り上げている。聯合ニュースは「実際に日本人は、日本帝国が朝鮮半島で影響力を行使していた20世紀初めから竹島でアシカ猟をして、日本人の乱獲により竹島のアシカは絶滅した」とし、「前々から、日本人の竹島でのアシカ猟は領有権主張の根拠ではなく、植民地収奪の証拠の1つであり、人間の欲により竹島の生態系が破壊された事例だとの主張がある」と伝えている。

これを見た韓国のネットユーザーからは「これは違法操業の証拠だ。国レベルで損害賠償をするべき」「日本は1905年以前から泥棒をしていたということ」「私が日本に行って畑に種を蒔いて来たら、そこは私の土地になる?」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本)