中国北京の人民大会堂で23日、70年前に勃発した朝鮮戦争に参戦したことを記念する大会が開催された。台湾・聯合報はこの前日の22日、「『抗米援朝』(米国に対抗し北朝鮮を助ける)70周年に当たる今年、中国政府は各種記念活動を高らかに行っている」とする記事を掲載。香港の中国評論通訊社が「これは米国と台湾への警告と注意喚起だ」と指摘したことを報じた。

朝鮮半島で1950年6月25日に始まったこの戦争について、記事は「10月8日に出兵支援の要請を受けた中国は、『抗米援朝、保家衛国』を打ち出した。同月19日夜、義勇軍は(北朝鮮との国境の)鴨緑江を渡り、25日に米国を中心とする国連軍との最初の戦いに臨んだ」などと説明。そして1953年7月27日に休戦協定が結ばれたことに触れた上で「中国は『米帝国主義の不敗神話を打ち破った』とみなしている」と述べ、中国評論通訊社が「70周年に関連した活動は数の多さも格の高さもこれまでを超えている」と指摘したことを伝えた。

中国評論通訊社は「70年前の『抗米援朝』は国家と家を守るためのもの。70年後の盛大な記念行事は『抗米援朝』精神の継承と発揚のためだ。米国、台湾について言えば、これは警告と注意喚起だ」とし、「中国が『抗米援朝』を高らかに記念することは過去にあまり例を見ない。米中関係への影響回避という考えが主に働いたものだが、米国はここ数年、中国に貿易戦争を仕掛け、南シナ海をかき乱すなどして中国の主権を重く侵害している」などと言及。「中国の高らかな記念活動は深く、濃厚な政治的意味を持つ」と述べ、「まず中国は暴力を恐れず、平和を守るという強い決意を明確に示している。次に軽はずみな行動をしてはならないという米国への警告、注意喚起だ。同時に『中国は米国を恐れない。ボトムラインに触れてはならない』という台湾への警告、注意喚起でもある」と論じたという。(翻訳・編集/野谷)