小幅な利上げには対応可能、誇張すべきでない=英中銀副総裁

小幅な利上げには対応可能、誇張すべきでない=英中銀副総裁

[ロンドン 4日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のブロードベント副総裁は4日、英国は小幅な利上げがあっても対応できるとの見方を示した。BOEは前日の政策会合で、投資家が予想しているよりも若干高めに政策金利を引き上げる可能性があることを再び示唆していた。

ブロードベント副総裁はBBCラジオで「われわれは経済成長は続き、賃金の上昇は加速するとみており、政策金利が小幅上昇する可能性はあると考えている」と言明。ただ「これを誇張し過ぎてはならない。利上げの可能性や時期については多くの憶測があるが、ただの利上げであり、この程度の利幅には過去の例で完璧に慣れている」と述べ、買い入れコストの上昇で景気が圧迫されるとの懸念の払しょくに努めた。

BOEは10年以上、利上げを実施していない。ただ、インフレ率が目標の2%を継続的に上回り、失業率は40年ぶりの低水準となっており、2018年から金利を引き上げる可能性を示唆した。

ただBOEは、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)による影響を懸念し、利上げ時期が問題になっているとも指摘した。

こうしたなか英ポンドは前日に続き下落。ファソム・コンサルティングのエコノミスト、ジョアナ・デービーズ氏は「市場は賢明になり、中銀が発するメッセージを無視するようになった」と指摘。英中銀が約10年ぶりの利上げに向け地合いを整えるなか、市場の観測への対応が困難であることが示されている。

副総裁は、昨年6月の離脱決定以降のポンド安により輸出業者の利益は増加しているものの、ブレグジットを巡る不透明感が企業に新規投資を見送らせているとの見解を提示。

収入と比較して消費者の借り入れは、金融危機以前の水準を大幅に下回る状態が続いており、BOEの政策担当者は家計債務についてあまり心配していないと述べた。

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