米6月の求人数616万件と過去最高、雇用のミスマッチも浮き彫りに

米6月の求人数616万件と過去最高、雇用のミスマッチも浮き彫りに

[ワシントン 8日 ロイター] - 米労働省が発表した6月の求人労働移動調査(JOLTS)によると、求人件数は前月比46万1000件増の616万3000件で、統計を開始した2000年12月以降で最高を記録した。労働市場の力強さがあらためて裏付けられた格好で、インフレや消費支出を巡り不安は残るものの、米連邦準備理事会(FRB)は金融引き締めを継続する公算が大きいとみられている。

求人率は4.0%と前月から0.2%ポイント上昇し、約1年ぶりの高水準。伸びは2015年7月以降で最大となった。

こうしたなか、採用件数は535万6000件と、前月比10万3000件減少した。採用率は横ばいの3.7%。求人と採用の開きは雇用のミスマッチを表しており、企業が人材確保に苦慮する状況があらためて浮き彫りとなっている。

MUFGの首席エコノミスト、クリス・ラプキー氏は「企業は採用後すぐに活躍が期待できる人材だけでなく、訓練して育成する人材の確保にも窮しつつあり、これは経済成長にとり時限爆弾のようなものだ」とし、「今回のJOLTS統計で、9月会合におけるバランスシート縮小開始の発表がまた一歩現実に近づいた」と述べる。

求人件数の内訳では、専門職・ビジネスサービスが17万9000件増。ヘルスケア・社会扶助セクターが12万5000件、建設が6万2000件それぞれ増加した。地域別では、求人は中西部と西部に集中した。

その他の項目は強弱まちまちの内容となった。自発的な離職は310万件と、前月の320万件から減少。労働市場に対する信頼感を測る指標としてFRBが注目している離職率は2.2%から2.1%に低下した。

レイオフ・解雇件数は2万8000件増の170万件。レイオフ・解雇率は0.1%ポイント上昇の1.2%となった。

求人サイト、インディードの首席エコノミスト、ジェド・コルコ氏は「レイオフ率は歴史的には低水準にあるが、最近の上昇傾向は注視するに値する」と話す。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

関連記事

ロイターの他の記事もみる
主要なニュースをもっと見る
社会のニュースをもっと見る
経済のニュースをもっと見る
政治のニュースをもっと見る
国際・科学のニュースをもっと見る
エンタメのニュースをもっと見る
スポーツのニュースをもっと見る
トレンドのニュースをもっと見る
生活術のニュースをもっと見る
地域のニュースをもっと見る

経済のニュースランキング

ランキングの続きを見る

経済の新着ニュース

新着ニュース一覧へ

人気記事ランキング

ランキングの続きを見る

東京の新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る

記事検索