独VW、中期業績見通し上方修正 EV投資拡大でも収益回復加速

独VW、中期業績見通し上方修正 EV投資拡大でも収益回復加速

[ベルリン 20日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は20日、グループ全体の2020年までの利益と売上高の見通しを引き上げた。電気自動車(EV)へのシフトに伴う多額投資にかかわらず業績回復を加速させる。

ブラジルやロシアなど新興市場諸国の回復や新型スポーツ用多目的車(SUV)への需要を背景に、グループの売上高は20年までに16年に記録した2170億ユーロを25%超上回る可能性があると予想、伸び率を3月時点の20%超から引き上げた。

また、EVやエンジン燃焼技術への投資が拡大するなかでも、20年の利払い・税引き前利益(EBIT)は16年実績の71億ユーロから25%以上伸びる可能性があるとの見通しを示した。3月時点では25%ちょうどの増加率を予想していた。

VWは前週末、22年末までに排ガスゼロ車やデジタル・モビリティー・サービス向けに340億ユーロ超を投資する計画を明らかにしている。

フランク・ウィッター最高財務責任者(CFO)は、アナリストとの電話会議で、「コスト管理、生産性向上、1回限りの製品発売が目標達成の鍵となる」と説明した。

VWはまた、純キャッシュフローが20年までに100億ユーロ以上と、昨年の43億ユーロから大幅に増加するとの見通しを示した。

アナリストらは業績見通しの上方修正と同社による初めてのキャッシュフロー見通し公表について、透明性と財務の健全性の観点から高く評価。

エバーコアISIのアナリスト、アーント・エリンホスト氏は、「VWの顕著な業績回復を評価しないわけにはいかなくなった」と指摘。同氏は、VWの投資判断を「アウトパフォーム」で維持し、目標株価を190ユーロから210ユーロに引き上げた。

株価は20日の取引を4.2%高の165.4ユーロで終えた。

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