ビットコイン先物、過熱相場収束の可能性示唆

ビットコイン先物、過熱相場収束の可能性示唆

[ニューヨーク/ロンドン 11日 ロイター] - 米CBOEグローバル・マーケッツ<CBOE.O>のシカゴ・オプション取引所(CBOE)に10日上場したビットコイン先物<0#XBT:>は11日も堅調に推移。ただ、先物の水準は、このところ急騰した現物相場の上昇ペースが今後数カ月で鈍化すると市場が予想していることを示唆した。

ビットコイン先物は規制対象となっている主要取引所での取引としてはCBOEが世界初。取引は米東部時間10日午後6時(日本時間11日午前8時)に開始され、1月物<0#XBT:>は1万5460ドルで始まった。11日夕方にはニューヨークで1万8650ドルで推移。ビットスタンプ取引所のスポット相場<BTC=BTSP>の1万6900ドルを約8%上回った。

ただ、ビットコイン相場は過去1カ月で約3倍の水準に上昇。11日だけで15%超上昇していることを踏まえると、先物の水準からは、価格上昇のペースは鈍る可能性があることが示唆されている。

ビットコイン先物2月物は1万8750ドルと、スポット価格を11%上回る水準で推移。3月物は1万8140ドルと、約12%上回る水準となっている。ビットコインが過去3カ月で270%、過去2カ月で230%上昇したことを踏まえると先物の動きは控えめだが、大幅に売り建てる投資家が欠如していることも示された。

11日夕方時点の1月物の取引高は3951枚となり、取引額は7310万ドルに上ったことになる。

ビットコイン先物は米先物取引所運営大手のCMEグループ<CME.O>も17日に取引を開始する見通し。ビットコイン先物は規制対象となっていない米国外の仮想通貨取引所ではすでに取引されていたが、主要な米取引所で取引が開始されたことで合法な仮想通貨であるとの認識が高まり、利用が拡大する可能性がある。

ただ、大手資産管理会社のファンドマネジャーや機関投資家の間では、ビットコインの不安定性はなお高く、資産としての価値を持つにはファンダメンタルズが欠如しているとの見方が大勢。ロベコの最高投資責任者(CIO)、ルカス・ダールダー氏は「ボラティリティーが高いことを踏まえると、ビットコインがマルチ・アセット・ポートフォリオに含まれる可能性はない」と述べた。

ビットコイン相場の上昇率は年初からこれまでに1600%を超える。2013年初めにビットコインに1000ドル投資していた場合、現在の価値は約120万ドルになる計算になる。ニュージーランド準備銀行(中央銀行)のスペンサー総裁代行は10日、「バブルが形成されているようにみえる」と述べている。

*内容を追加しました。

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