米FRB、9月に資産圧縮終了へ

[ワシントン 20日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は20日、保有資産縮小を9月に終了する方針を明らかにした。

FRBは、経済が「概ね予想通り」に推移した場合、月間最大500億ドルのペースで行っている資産圧縮を9月に終了すると表明した。

資産圧縮終了時点でFRBの保有資産は依然として少なくとも3兆5000億ドルとなる見通しで、2007─09年の金融危機以前の約8000億ドルと比べると4倍以上に高止まりする。現時点の保有資産はおよそ3兆8000億ドルだ。

この日の発表により、2017年第4・四半期に始まったバランスシート縮小の終了時期が示された格好だが、それだけでなく、パウエル議長が資産圧縮は「自動操縦」で行われていると述べて市場に混乱をもたらしてからわずか3カ月でFRBは新たな局面に入ったと言える。

2018年終盤の金融市場の不安定な動向はFRBの資産圧縮が一因だったと考える投資家は、終了時期の発表を待ち望んでいたが、その背景には、FRBが大量の保有資産を使ってフェデラル・ファンド(FF)金利の水準をコントロールしてきた状況がある。

FRBは現在、銀行がFRBに保有している1兆7000億ドルの準備金への付利や短期金融市場におけるその他の取引によってFF金利をコントロールしている。FRBが金融危機後に資産買い入れ基金を設けたのに伴い準備金は増加したが、これを過度に縮小すれば、短期金利市場の不安定化を招く恐れがある。

FRBはバランスシート政策を巡り、依然として多くの疑問に答えていない。その中には、FRBは将来的に住宅ローン担保証券(MBS)を売却すべきか、金利の管理に用いる短期金融市場でのオペを変更するか、バランスシート上に銀行の準備金をどの程度維持するか、FRB当局者は主に期間が短めの債券を保有するほうが望ましいと考えるか、などが含まれる。

FRBが金融危機前と同様に主に短期の米財務省証券を保有することを選択した場合、市場や経済に混乱をもたらさずにいかに他の債券を手放すかは微妙な作業となる。

ニューヨーク連銀は、市場オペについてより詳しい情報を5月に発表するとしている。

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