NY市場サマリー(25日)

[25日 ロイター] - <為替> 終盤の取引で、ドルが対ユーロで約2年ぶりの高値に上昇。好調な米経済指標がドル需要を押し上げたことが背景。市場は、26日発表の第1・四半期の米国内総生産(GDP)統計の発表に注目している。

ユーロ<EUR=>は0.18%安の1.1132ドルで、2017年5月以来の安値。

テンパスのトレーディング部門バイスプレジデント、ジョン・ドイル氏は「ドルは強い国内指標や弱い海外指標、多くのハト派的な中銀会合の恩恵を受けている」と述べた。

この日発表された指標では、3月の米耐久財受注統計でコア資本財の受注が8カ月ぶりの大幅な伸びとなった。[nL3N22749X]

一方、ユーロはユーロ圏経済の健全性に対する懸念から抜け出せず、「今年初めの米連邦準備理事会(FRB)の政策変更はドル安につながると多くの人が考えていたが、米金利は依然として他国より魅力的だという事実は変わっていない」(ドイル氏)という。

日銀が少なくともあと1年は超低金利を維持する見通しを示したことを受け、ドルは対円<JPY=>で0.48%下落した。[nL3N2271OG]

スウェーデンクローナ<SEK=>は、同国中銀が利上げの予想時期が後ずれすると表明し、17年ぶりの安値に急落した。

英ポンド<GBP=>は10週ぶり安値の1.29ドル近辺。英国の欧州連合(EU)離脱を巡るメイ英首相と労働党との協議が行き詰まったとの報道を受けた。

<債券> 翌日に第1・四半期GDP速報値の発表を控え、国債利回りが上昇。年初は米金融市場でボラティリティーが高まったものの、米経済は第1・四半期は2%と力強く成長したとの見方が出ている。 この日に発表された米経済指標はまちまち。20日終了週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比3万7000件増の23万件と、2017年9月上旬以来の大幅な増加となった一方で、3月の耐久財受注統計では民間設備投資の先行指標とされるコア資本財の受注が2018年7月以来の大幅な伸びとなり、金額ベースでは700億ドルと過去最高を付けた。[nL3N22749X][nL3N2273JT] 財務省はこの日、320億ドルの7年債入札を実施。平均的な水準の需要が見られ、プライマリーディーラーの落札比率は2018年10月以来の高水準となった。[nZXN0DKD2J] 終盤の取引で10年債<US10YT=RR>利回りは1ベーシスポイント(bp)上昇の2.533%、2年債<US2YT=RR>利回りは1bp上昇の2.330%、30年債<US30YT=RR>利回りは約0.5bp上昇の2.944%となっている。

<株式> まちまち。工業株が売られて相場を圧迫したほか、世界経済の減速を巡る懸念が重しとなった。一方、フェイスブック<FB.O>やマイクロソフト<MSFT.O>は上昇。

スリーエム(3M)<MMM.N>やユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)<UPS.N>、レイセオン<RTN.N>などの決算が失望を誘い、S&P工業指数は1.99%安。

アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は引け後に発表した第1・四半期決算で利益が予想を上回り、株価は時間外で1.7%上昇した。ただ、第2・四半期の売上高見通しはレンジの大部分がアナリスト予想を下回った。

インテル<INTC.O>も第2・四半期の売上高見通しがアナリスト予想を下回り、株価は時間外で7%下落した。

一方、通常取引でフェイスブックは5.8%、マイクロソフトは3.3%、それぞれ上昇。前日に発表した決算を好感した。

インベスコのチーフ・グローバルマーケット・ストラテジスト、クリスティナ・フーパー氏は、企業決算と経済指標からの強弱まちまちのメッセージを受けて投資家心理は揺れ動いているとし、こうした状況が続くとの見方を示した。

3Mはこの日、通期の利益見通しを引き下げ、世界で2000人を削減する方針を示した。株価は13%近く下落し、約30年ぶりの大幅な下げを記録した。

半導体のザイリンクス<XLNX.O>は17.1%急落。四半期決算で粗利益率が予想を下回ったことを嫌気した。

<金先物> 米株安などを背景に一時買いを集めたものの、あと横ばい圏で小動き。中心限月6月物の清算値は、前日比0.30ドル(0.02%)高の1オンス=1279.7 0ドル。

早朝ごろまでは最近の弱地合いが継続する形で軟調に推移。しかし、この日の米株式相場が一部企業の低調な決算などを材料に下落したほか、外国為替市場でドルが対ユーロで一時軟化したこともドル建てで取引される商品の割高感を和らげ、金相場は一時1284.80ドルまで上昇した。この日発表された海外の経済指標がさえず、世界的な景気減速に対する警戒感が再燃したことも、安全資産とされる金塊への資金流入を促したもよう。ただ、朝方の買いが一巡した後は、第1・四半期GDP速報値の発表を翌26日に控えて持ち高調整の商いが中心となり、前日清算値近辺でもみ合う展開。

<米原油先物> 米国内の増産懸念が強まる中、続落。米国産標準油種WTIの中心限月6月物の清算値は前日比0.68ドル(1.03%)安の1バレル=65.21ドル。7月物は0.61ドル安の65.28ドルとなった。

ロイターはこの日、ポーランドとドイツが低品質を理由にドゥルジバ・パイプライ ン経由のロシア産原油の輸入を差し止めたと報道。このパイプラインは最大で世界需要の 1%に当たる日量100万バレルの原油輸送が可能で、現在約70万バレルの輸出が停止 されているもよう。また、米国が22日に対イラン制裁強化を発表、イラン産原油の全面 禁輸を目指していることも引き続き相場の支援材料となり、相場は未明から買いが先行。

ただ、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が先行し、ドル建てで取引される原油に割高感が生じたことから朝方には上げ幅を一掃。また、米エネルギー情報局(EIA)が前日に発表した週報では、最新週の国内産油量が前週比10万バレル増の日量1220万バレルと、ロシアやサウジアラビアなどの主要生産国を抑えて世界最大の水準となったことが判明。米国内の供給過剰懸念が強まる中、清算値確定直前に売りが膨らんだ。

ドル/円 NY終値 111.62/111.65 <JPY21H=>

始値 111.81 <JPY=>

高値 111.89

安値 111.40

ユーロ/ドル NY終値 1.1130/1.1134 <EUR21H=>

始値 1.1132 <EUR=>

高値 1.1154

安値 1.1119

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 101*03.50 2.9437% <US30YT=RR>

前営業日終値 101*05.50 2.9410%

10年債(指標銘柄) 17時05分 100*25.00 2.5343% <US10YT=RR>

前営業日終値 100*28.50 2.5220%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*20.00 2.3299% <US5YT=RR>

前営業日終値 99*22.13 2.3160%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*26.88 2.3319% <US2YT=RR>

前営業日終値 99*27.63 2.3200%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 26462.08 -134.97 -0.51 <.DJI>

前営業日終値 26597.05

ナスダック総合 8118.68 +16.67 +0.21 <.IXIC>

前営業日終値 8102.02

S&P総合500種 2926.17 -1.08 -0.04 <.SPX>

前営業日終値 2927.25

COMEX金 6月限 1279.7 +0.3 <GCv1><0#GC:>

前営業日終値 1279.4

COMEX銀 5月限 1487.9 ‐3.7 <SIv1><0#SI:>

前営業日終値 1491.6

北海ブレント 6月限 74.35 ‐0.22 <LCOc1><0#LCO:>

前営業日終値 74.57

米WTI先物 6月限 65.21 ‐0.68 <CLc1><0#CL:>

前営業日終値 65.89

CRB商品指数 185.9573 ‐0.5373 <.TRCCRB>

前営業日終値 186.4946


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