ヤフーのロハコ譲渡「意向聞いただけ」は虚偽、アスクルが再反論

ヤフーのロハコ譲渡「意向聞いただけ」は虚偽、アスクルが再反論

[東京 22日 ロイター] - アスクル<2678.T>は22日、個人向けインターネット通販「ロハコ」事業の譲渡をめぐる親会社ヤフー<4689.T>の主張について、これまでの経緯を説明した上で「明らかな虚偽だ」と再反論した。

ヤフーはアスクルが18日に開催した記者会見を受けて、ロハコ譲渡の可否について「意向をうかがったに過ぎない」として「今後も事業譲渡を申し入れる方針はない」などと説明、ロハコ事業はアスクルのもとで運営していくことが最良との判断を示した。

これに対してアスクルは、ヤフーから派遣されている取締役が、1)ロハコをヤフーの直営店にしたい、2)価格設定と品揃えの判断はヤフーが握りたい、3)ヤフーが51%、アスクルが49%を出資する小売新会社を設立してロハコを移管する──などの提案を行っていたことに加え、譲渡可能な場合は対象事業の範囲や取引ストラクチャーと譲渡持分比率、譲渡対象事業の評価額や前提条件などを書面で回答するよう求めていたことから、「意向をうかがったに過ぎない」というのは明らかな虚偽だと反論した。

ヤフーは8月2日開催予定のアスクル定時株主総会で岩田彰一郎社長の取締役再任議案について反対票を投じる方針。この理由についてヤフーは業績低迷の早期回復が目的と説明しているが、アスクルはこれについても「時系列に照らせば、社長再任に反対する真実の理由は、ロハコ事業の移管を行いやすくするための社長人事への介入であることは明らかだ」と反発している。

(志田義寧)


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