[シンガポール 12日 ロイター] - 米ボーイング<BA.N>の民間航空機部門のマーケティング担当バイスプレジデント、ランディ・ティンゼス氏は12日、新型コロナウイルスの感染拡大によって中国市場が打撃を受けるため、航空貨物市場は今年、成長しない可能性が高いとの見解を示した。シンガポール航空ショーで記者団に述べた。

同氏によると、ボーイングは当初、米中貿易協議が「第1段階の合意」に至ったことなどを理由に今年、航空貨物市場が1━2%拡大すると予想していた。

同氏は米中の合意について「モノが運ばれず、航空機が飛ばないとすれば、圧迫される」としたうえで、「航空貨物市場が成長するのは、今年は難しいだろう」と語った。

国際航空運送協会(IATA)は先週、2019年に金融危機時以来10年ぶりの大幅な落ち込みを記録した貨物需要が回復する望みは、新型コロナウイルスの感染拡大によって薄れたとの見解を示した。