[ストックホルム 12日 ロイター] - スウェーデン中央銀行は12日、政策金利のレポレートを予想通りゼロ%に据え置くとともに、今後数年間は現行の金融政策を据え置くとの見通しをあらためて示した。

ロイター調査では、36人のアナリスト全員が据え置きを予想。2021年末までの予想に関しては、それまでずっとゼロ%に据え置かれるという回答が中央値だった。1人のアナリストは年内に1回、来年2回の利上げを予想した。

スウェーデン中銀は他の主要中銀と同様に、米中貿易摩擦によるリスクや新型コロナウイルスの感染拡大の影響を見極めるために様子見の姿勢をとった。

中銀は声明で「レポレートは予測可能な期間、ほぼずっとゼロ%に据え置かれる見通しで、順調な経済動向や目標に近いインフレに寄与する」と表明。

「コロナウイルスの影響は短期的に世界の経済成長を下押すとみられるが、現時点で経済的な影響を全面的に分析するのは困難だ」と指摘した。

今年の基調インフレ率予想を1.7%から1.3%に大幅に引き下げたにもかかわらず、中銀は金利見通しを維持した。

「エネルギー価格の下落が今年インフレ率を抑制する見通しだが、その後は目標の2%に近い水準になるというのが中銀の分析だ」とした。

SEBのエコノミストは「ゼロ金利を回復した現在、再び利下げするには相当な要因が必要というのが大方の見方だ」と述べた。

スウェーデン中銀は昨年12月、レポレートを25ベーシスポイント(bp)引き上げてゼロ%とすることを決定し、5年にわたるマイナス金利に終止符を打った。

*内容を追加しました。