[19日 ロイター] - 米国の前国連大使、ニッキー・ヘイリー氏が、米航空機大手ボーイング<BA.N>の取締役を辞任した。新型コロナウイルスによる需要急減を受けて、同社が公的支援を要請したことに反発した。同氏がボーイングの経営陣に宛てた書簡が19日公表された。

ヘイリー氏は書簡で「連邦政府の救済に頼る動きは支持できない。当社を他社よりも優先し、税金を使って財務を守るようなことはできない」とし「ボーイングの経営陣は、私が賛同することのできない方向に向かっている」と辞任の理由を説明した。

ヘイリー氏は、サウスカロライナ州知事を務めた経験を持ち、将来の大統領候補とも目される。

ヘイリー氏が指摘した点についてロイターがコメントを求めると、ボーイングは、取締役としてのこれまでの献身に感謝すると回答した。

ボーイングは今週、同社を含む国内の航空機製造業界向けに、政府による融資保証などの形で少なくとも600億ドルの支援を求めていることを明らかにした。