[23日 東京 ロイター] - 麻生太郎財務相と黒田東彦日銀総裁は23日夜に行われた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁によるテレビ会議後、記者団の取材に応じた。麻生財務相は、G20が危機を乗り越えるために、タイムリーかつ躊躇なく万全な体制を取っていくことの決意表明が重要だと述べた。その上で、G20の資金を集め、新型コロナウイルス治療薬の開発ができる国に集中的に投下する必要性について、各国が賛同したと述べた。

黒田日銀総裁は、この会議で16日に日銀が決めた追加緩和策の内容を説明した。6中銀によるドルの流動性供給について、黒田総裁は金融機関の「バックアップとして非常に重要だ」と指摘。「日本の金融機関は、かなり前広にドル資金の手当てをしている。足元で非常に大変だということではない」とも説明した。

東京五輪について、麻生財務相は「(G20会合で)言及はない」と述べた。

今回のG20財務相・中銀総裁会議は、週内にも行われるG20首脳会議の前段階として開催されたため、共同声明の公表は予定されていない。今後も定期的に会合が開かれる予定。

フランスのルメール経済・財務相はツイッターで、コロナ危機の克服に向け共通戦略を準備する方向でG20が一致したと明らかにした。

*内容を追加しました。

(和田崇彦 編集:田巻一彦)